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喘息の発作が低気圧になると出るのはなぜ?その対策は?

喘息の子ども
夏から秋へと季節が変わるとき、喘息の発作が起きやすくなります。

その原因のひとつには、ブタクサやヨモギなどをはじめとする雑草の花粉が飛び始めることによってアレルギー症状が誘発ことがあります。

そしてこの時期は天気の変わりやすい時期でもあり、温度や気圧の変化が激しい時です。

特に台風が接近してきたときには気圧の変化が大きくなり、その影響も強くなります。

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喘息の発作と低気圧


低気圧になるとさまざまな体の不具合が出やすくなります。

喘息の発作もそのひとつで、特に台風が来ると咳がひどくなるケースも多く見られます。

台風に代表される低気圧が来ると、空気の通り道である気管や気管支を常に押し広げている気圧が下がるために、気管が狭くなってしまいます。


低気圧になると喘息が出るのはなぜ?


低気圧で鼻水が出たり、気管支で分泌物が多くなって痰が出たりしたすると気道を刺激し、また気管が狭くなってこれらの排出がうまくいかなくなると喘息の発作を引き起こすことがあります。


また低気圧が来ることで大気圧が下がり、全身にかかっている圧力が弱まると、副交感神経の働きが強まりやすくなります。

そうなると夜に喘息の発作が出やすくなるのと同じ理由で、副交感神経によって気管の筋肉が締まり、そして気管支の分泌物が増えるので咳がひどくなりやすいのです。

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低気圧が来たときの喘息対策


発作を引き起こさないようにする予防策は、

・ハウスダスト、カビ・ダニ、花粉、動物の毛やフケなどのアレルゲンを避ける

・うがい・手洗いの励行で風邪やインフルエンザを予防する

・空気の乾燥や冷やし過ぎなどによる刺激を避ける

・タバコの煙を避ける

一般的な喘息の予防と同じです。


また夜に発作が起きて咳がひどくて眠れないときには、体を起こした状態にすると呼吸がしやすくなります。

ここからは医師の診断が必要になりますが、気道が狭くなることに対してはホクナリンテープのような経皮呼吸型・気管支拡張剤が有効です。

1回貼るだけで24時間効果が持続するので、寝る前に貼っておけば明け方まで薬が効きます。


炎症を起こしてしまったときには、吸入ステロイド薬などを使用することになります。


まとめ


季節の変わり目に咳が出始めたときに、風邪の症状と思いがちです。

そこで市販の風邪薬を服用することがあるのですが、薬によっては喘息を悪化させる成分を含むこともあるので注意が必要です。

また咳止めで一時的に症状を抑えることもありますが、根本的な解決にはなりません。

こじらせる前に医師の診断を受けることも大事ですね。



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