衣替えの季節に、久しぶりに取り出したお気に入りの服。
パッと広げてみたら、ナント穴が…!
なんてことはありませんでしたか?
覚えのない穴、それは虫食い跡かもしれません。
もしその穴が、ひっかけるなどしてつけた傷でなく、虫食いにあったのだとしたら、対策しないとさらに被害が広がってしまうかもしれません。
虫食い跡とそれ以外の穴との見分け方はあるのでしょうか。
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服に虫食い跡が?
買ったばかりの服、お気に入りの服に穴が開いているのを発見したときにはガクゼンとしてしまいますよね。
もしそれが虫食い跡だったとしたら、同じところに収納していた服にも被害が広がる可能性があるのです。
そもそも虫食いは、普通に外を飛んでいるカツオブシムシやイガなどの成虫が服に卵を産み付け、収納されている間に卵からかえった幼虫が服を食べることで発生します。
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ということは、閉ざされた収納スペースの中ですから、幼虫が他の服も食べる可能性があります。
もちろんいつまでも幼虫でいるわけではないのですが、気密性の高い今の住宅では繁殖を繰り返す可能性もあるのです。
理想的には被害にあった服と一緒に収納してあった服は洗っておいた方がいいのですが、少なくとも虫食い跡らしき穴がないかチェックしておきましょう。
服の虫食いの特徴は?
虫食いかひっかけたキズが穴になったのかは、肉眼ではなかなか見分けるのは難しいことが多いです。
虫食いの特徴のひとつに、被害にあいやすい素材があります。
服を食べる虫が好きなのは動物性たんぱく質。
だからウールやカシミヤ、アンゴラなどの動物性繊維が被害にあいやすく、また高級な服によく使われる繊維であることからも、いろんな意味でダメージが大きくなりますね。
植物性繊維の綿や麻、そしてホコリなども好きです。
また動物性たんぱく質ということであれば、食べこぼしにも含まれているので、汚れが少しでも残っていればその部分が虫に食べられやすく、それ故にお腹のあたりが被害にあうことがあります。
そして食べこぼしなどの汚れが付いていれば、通常では食べないはずのポリエステルなどの化学繊維まで一緒にかじられることもあるのです。
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服の虫食いの見分け方は?
服の虫食いの見分けは、本当は顕微鏡があればできます。
虫がかじった跡が切れた繊維の先端に、半月型に残っているからです。
ものによっては虫の歯形まで残っているものもあります。
とはいえ、なかなか顕微鏡は皆さん持ってはいないですよね。
肉眼でも虫食いだと見分けられる例としては、服の表面の産毛・起毛部分の柔らかいところだけを、這うように食べられた場合です。
服を食べる虫のなかでもヒメマルカツオブシムシの仕業であることが多く、ひっかけなどでは無理な跡がついています。
ちなみにヒメマルカツオブシムシほど数は多くないのですが、イガの場合は服の1か所を集中して食べるので見分けにくいかもしれません。
まとめ
服の表面の繊維だけが無くなっていたら、それは虫食いの跡である可能性が高いでしょう。
表から裏まで貫通した穴の場合は、虫食い跡かどうか見分けにくいのですが、食われた服がウールか、カシミヤ、アンゴラ、アルパカなどの獣毛繊維だったときには虫食いが疑われます。
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