ドッジボールを見たことも聞いたこともないという人は、ほとんどいないと思います。
では、プロ・ドッジボールはいかがでしょうか?
それから、オリンピック競技にドッジボールという話は聞いたことがありますか?
おそらくどちらもないと思います。
しかし、ドッジボール日本代表というのは存在しているのです。
今回はドッジボールのプロ、オリンピック競技種目となる可能性、そして日本代表への道について記事にしました。
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ドッジボールにプロはある?
結論から言えば、今のところ残念ながらドッジボールにプロはありません。
知らない人はほとんどいないスポーツですが、プロは存在しないんですね。
日本ドッジボール協会の打ち立てた「NEXT10」という10カ年戦略の中にも、プロの文字はありませんので、少なくとも2020年までの間にはプロ・ドッジボールは誕生しないようです。
今後「ドッジボールのプロ」が実現する可能性はないのでしょうか。
NEXT10戦略 – 一般財団法人日本ドッジボール協会
そもそもプロとは、どういう人を指すのかということですが、デジタル大辞泉によれば、
《「プロフェッショナル」の略》ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人。
とあります。
しかし例えば、プロボクサーの場合、ボクシングだけで生計を立てられる人は、ごく限られた人だけといわれています。
また、フットサル選手などでも同様です。
ですからドッジボールでも、それだけで生計を立てるというのは無理でも、観戦する人さえいれば、プロが生まれる可能性もないわけではないと考えられます。
ドッジボールがオリンピック競技になる可能性は?
「プロ」と同じように、日本ドッジボール協会の10カ年戦略の中にオリンピック競技種目を目指すというような一文はありません。
では今後、オリンピック競技になる可能性はあるのかということになりますが、世界的に行われているスポーツかどうかということが、ひとつのポイントになると思います。
その点では、ドッジボールは大丈夫です。
世界的には「世界ドッジボール協会(WDA)」があり、アジアには「アジアドッジボール連盟 (ADC) 」があります。
その他にも「台湾ドッジボール協会」、「香港ドッジボール協会」、「韓国ドッジボール協会」、「マレーシアドッジボール連盟」など、各国にドッジボール団体があるのです。
また2017年に開催された「アジア太平洋ドッジボール選手権(ドッジボール世界選手権アジア予選)」の参加国を見ても上記国以外に、シンガポール、インド、オーストラリア、イラン、ブルネイ、フィリピン、パキスタンの名前があります。
ドッジボールの「ワールドカップ」は存在するのです。
オリンピック競技種目になる芽はあるといってもいいのではないでしょうか。
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ドッジボール日本代表選手になるには
それでは、世界で戦うための「ドッジボール日本代表」には、どうしたらなれるのでしょうか。
日本代表になるためにはまず、日本ドッジボール協会の公式サイトからエントリーする必要があります。
カテゴリーは、
・12歳以下男子
・12歳以下女子
・13歳以上男子
・13歳以上女子
の4つに分かれていて、それぞれに書類選考の一次審査、実技・面接の二次審査を受けなくてはなりません。
そして選考会に見事合格することで「日本代表候補」になれます。
さらに大会等で日本代表として戦うには、事前に行われる選考合宿などに参加して、招集メンバーとして選ばれなくてはなりません。
例)日本代表候補受検からアジアカップ招集までの概要
www.dodgeball.or.jp/日本代表/日本代表選考/
まとめ
今のところ、ドッジボールのプロが組織されたり、オリンピックの競技種目に選ばれるという動きはないようです。
しかし現在でも、ドッジボール日本代表は存在し、隔年開催されているアジアカップや、アジア太平洋ドッジボール選手権などに参戦しています。
特にアジアカップで日本代表は活躍していて、2016年の第3回ADCカップアジアドッジボール選手権香港大会では、13才以上男子&女子代表と12才以下女子代表がそれぞれ優勝、12才以下男子代表も準優勝という好成績を残しました。
今後のワールドカップでの活躍も期待されます。
ドッジボールの歴史について
http://irohanihohe.com/914.html
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