普段から本を読む習慣のないお子さんにとっての読書感想文は、苦しい作業になりがちですね。
本を一冊読み切るだけでも大変なのに、原稿用紙を渡して感想文を書いてと言われて、ハイそうですかとできるお子さんのほうが少数派でしょう。
特に小学校低学年ならなおさらです。
それでも宿題となればなんとか書かなければなりませんが、それにはコツがあります。
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読書感想文の書き方 低学年の場合
低学年の場合、普段でも自分の思ったこと・感じたことをうまく言葉に表現できなくてもよくあることだと思います。
読書感想文ともなればなおさらのことなので、その場合は親御さんが整理してあげるといいです。
その本を読んで心に残ったこと、お子さんの体験との比較、読後の感想、登場人物に対して思ったことなど。
決して詰問調にはならないように、いつものおしゃべりのような雰囲気でお話できるといいですね。
そしてここで話したことを(低学年なら親御さんが)メモしておきます。
読書感想文のコツは?
その前に、読書感想文をうまく書くコツは、実は本選びにあるのです。
本選びに失敗すると、そもそも本を読み切ることすら難しくなります。
ところが世の中にどんな本があるかなんていう情報は、お子さんはあまり持っていないわけです。
ですから親御さんも一緒に本選びをして欲しいのですが、ここで気をつけたいことがあります。
つい感動的な名作などを読ませたくなってしまいがちなのですが、感想文のためにはとにかく興味を持って最後まで読める本を選ぶ必要があります。
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読書感想文は課題図書から本を選ぶ?
本選びはお子さんの興味が有ることが最優先です。
いわゆる文学的な本である必要はありません。
動・植物や、趣味、スポーツなどの本でもいいですし、人物伝でもいいです。
特に歴史上の人物でなくてもいいです。
なかなか良さそうな本が見つからない時には「課題図書」から選ぶ方法もあります。
課題図書は学年に適した内容の本が、公益社団法人全国学校図書館協議会によって選定されています。
青少年読書感想文全国コンクール
ちなみに2017年度の小学校低学年用課題図書は次のとおりです。
・ばあばは、だいじょうぶ(童心社)
・なにがあってもずっといっしょ(金の星社)
・みアランの歯はでっかいぞこわーいぞ(BL出版)
・すばこ (ほるぷ出版)
まとめ
読書感想文の題名に「(本のタイトル)を読んで」とつけがちなのですが、もっと本を読んで感じたことなどをタイトルにするほうがいいです。
決めかねた時には本文を書き終えてからタイトルをつけてもいいでしょう。
おもしろかった、悲しかった、ドキドキした、などの感想だけでなく、自分ならこうする、自分はこうだったなど、お子さん自身のことと結びつけたことを書くようにするといい感想文になります。
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