毎年、春分の日と秋分の日をはさんだ前後3日間、春と秋に1週間ずつお彼岸の期間があります。
お彼岸にはご先祖様のご供養に、お墓にお参りに行きます。
お墓参りをするのはお盆だけではないのですね。
一年の間に2回あるからには、春と秋とでは何が違うのか、またお盆とはどう違うのかについて説明していきます。
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お彼岸の春と秋の違い
お彼岸は、春分の日と秋分の日、そしてそれぞれの前後3日間の期間ということでしたね。
法律に定められた国民の祝日としての春分の日は、自然をたたえ、生物をいつくしむ日と定められています。
そして秋分の日は、祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日となっています。
お彼岸として重要なのは、このふたつの日は真東から日が昇る日であることです。
「あの世」である彼岸は西に、「この世」である此岸は東にあると言われています。
そこで真東から日が昇る春分の日・秋分の日は、この世とあの世が一番通いやすい日であると言われているのです。
そう言う意味では、春のお彼岸も秋のお彼岸も同じことになります。
おはぎとぼたもちの違い
違いと言えば、春のお彼岸の食べ物はぼたもちで、秋はおはぎであることです。
ぼたもちは春は牡丹の花から「牡丹餅」、おはぎは秋は萩の花から「お萩」というふうに名づけられています。
しかしこのふたつは名前は違いますが、物は同じです。
炊いたもち米などをつぶして、あんこやきなこで包んだアレです。
基本同じ食べ物を季節によって呼び分けるというのは、いかにも日本らしいことですね。
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お盆とお彼岸の違い
お墓参りをする日にはお盆があります。
一部の地域を除いて現在では新暦8月15日前後の期間をお盆としているところが多いです。
具体的にはまずお墓の掃除などをしてご先祖様の霊をお迎えします。
そして送り火や盆踊りなどの行事を通してお送りします。
盂蘭盆とも呼ばれている行事です。
簡単に言うと、ご先祖様をお迎えしに行くお盆に対し、ご先祖様に感謝の意を伝えにお墓参りに行くのがお彼岸ですね。
この時期を休みとした、いわゆるお盆休みを設定する企業は多いですが、お彼岸にはそういうものはありません。
まとめ
お彼岸の春と秋には大きな違いはありません。
おはぎとぼたもちは基本同じ食べ物です。
お盆は飾りつけをしてご先祖さまをお迎えする行事ですが、お彼岸はご先祖さまに感謝しにお墓参りをします。
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