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体に悪い?わらびのあくが持つ毒性はどんな成分からくるの?

わらびのアク
山菜ごはんに入っている、ちょっぴり苦くておいしいわらび。

実はこのわらびには、ビタミンB1を破壊するチアミナーゼや、牛などに中毒を引き起こすプタキロシドという成分があるのです!

多くの場合、このわらびに含まれる毒性による中毒は、生のわらびを食した家畜などに起こるもの。

とはいえ人間もあく抜きをせずに食べるとチアミナーゼによるビタミンB1不足で脚気になったり、プタキロシドによる中毒になったりする恐れもあります。

もちろん、きちんとあく抜きして加熱調理すれば人体には影響はないのです。

ここでは、山菜であるわらびをおいしく食べるために、ミョウバンや重曹を使ってあく抜きする方法をご紹介します。

わらびをたくさん入手したので、おいしく食べるためにきちんとあく抜きする方法が知りたいという方、ぜひ以下の記事をご覧になってくださいね。

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わらびのアク抜きをミョウバンで


わらびは、きちんとあく抜きして調理すれば人体には影響はありませんが、その毒性は家畜やペットに中毒症状をもたらしますので、飼っているペットに与えるのは厳禁です。

人間の場合は、わらび入りの山菜ごはんがおいしいことからも分かるように、ミョウバンであく抜きして加熱調理すれば誰でもおいしくわらびをいただくことが可能です。


アク抜きの方法はいろいろありますが、ミョウバンを使ってわらびのあく抜きをするとわらびの色が鮮やかに仕上がります。

わらびのアクをミョウバンであく抜き
これは、うれしいメリットですね!

なかにはミョウバンでわらびのあく抜きをするのは難しいのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。

でも、心配には及びません。

あく抜きのプロセスを事前に知っていれば、誰でもミョウバンを使って簡単にわらびのあく抜きをすることができるのです。

そこで、以下にミョウバンによるわらびのあく抜きの方法をご紹介しますね。

① わらびの重量を測りではかる。
② わらびの重量の1/10の重さのミョウバンを準備。
③ 大きめの鍋にたっぷりの水とわらびを入れて火にかける。
④ 沸騰したら鍋にミョウバンを投入。
⑤ 短時間ゆでたら火を止め、半日以上そのまま放置する。
⑥ 半日以上たったら水でわらびを洗い流す。

これで、わらびのあく抜きは完了です。

わらびを、ミョウバンを入れた水でゆでて半日放置して洗い流すだけなので、とっても簡単ですよね。

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わらびのアク抜きを重曹で


わらびという植物は、採取してから日数がたつと固くなってしまうので、採取したらすぐにあく抜きをする必要があります。

あく抜きは上位でもご紹介しましたようにミョウバンでもできますが、お掃除などにも活用できる重曹でもあく抜きすることができます。

では、お掃除用の重曹でもわらびのあく抜きはできるのでしょうか?

答えは、NO!

わらびは、あくまでも食品なのでお掃除用の重曹ではあく抜きできません。

わらびのあく抜きをするときには必ず食用の重曹であく抜きしましょう。

それでは、重曹を使ったわらびのあく抜き方法をご紹介しますね。

① まず、わらび500グラムに対して1リットルの水と小さじ1~2杯の重曹を準備します。
② わらびの固い部分と開きすぎた頭の部分を取り除き水洗いします。
③ 大き目の鍋に水を入れ火にかけます。
④ 鍋の水が沸騰したら重曹を入れ、火を止めて粗熱を取ります。
⑤ 鍋にわらびを入れて、一晩つけておきます。
⑥ わらびが好みのカタさになったら、鍋からわらびを取り出し、流水で洗い流します。

これで、重曹によるわらびのあく抜きは完了です。

こちらもミョウバン同様、重曹を入れたお湯にわらびを一晩(約半日)つけておくだけでOKなのでとても簡単ですよね。


ちなみにもし、ミョウバンや重曹がないときには、塩と小麦粉でもわらびのあく抜きをすることが
可能です。

ミョウバンや重曹が入手できない、もしくは手元になかった時のために塩と小麦粉によるわらびのあく抜きの方法もご紹介しておきますね。

準備するものは、適量のわらび(500グラムぐらい)と2リットルの水、塩大さじ2杯と小麦粉大さじ4杯です。

① まず、1リットルの水を大き目の鍋で沸騰するまで火にかけましょう。
② 沸騰した鍋のお湯に大さじ2杯の塩を入れ、わらびを3分間ゆでます。
③ 大き目のボウルに水1リットルを入れ、小麦粉4杯を投入しよくかき混ぜ溶かしましょう。
④ 小麦粉を溶かした水が入ったボウルに、塩水でゆでたわらびを入れ、10分間つけておきます。
⑤ つけた後、流水にわらびをさらしたら塩と小麦粉によるあく抜きは完了です。

ミョウバンや重曹によるあく抜きとは違い、塩水でゆでた後、小麦粉入りの水につけて、流水にさらすという手間がかかりますが、塩と小麦粉であく抜きできる点はうれしいですね。

まとめ


山で採取した生のわらびをそのままで食べると、その毒性により中毒になってしまう恐れがありますが、ミョウバンや重曹を使ってあく抜きをすれば、わらびをおいしくいただくことができます。

もし、お家にミョウバンや重曹がないときには、塩と小麦粉でもあく抜きできますので、お掃除用の重曹などの食用でないアイテムは使わず、お家にある小麦粉と塩で代用しましょうね。

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