とてもかわいがっている愛犬。
あなたにとてもなついてしぐさをみているだけでも癒やされますよね。
でも実は「待て」ができない…
犬に「待て」を教えるのは必要なの?
と思うあなた、「待て」は愛犬に教えるべき重要なコマンドのひとつなのです。
そこでここではなぜ、どういう時に「待て」が必要なのかご紹介していきます。
「待て」というコマンドの意味、「待て」と「よし」は1セット
「待て」と言われた愛犬がどうするか。
まず、思い浮かぶのはおやつや食事を食べずに待っている状態を想像しますね。
「待て」と言われ、おすわりをして、あなたの方を見て「よし」と言ってくれるのをじっと待っている愛犬。
そして「よし」と言われて食べ始める動作。
「待て」の意味は、
食べたいのはわかるけどちょっと待って!
という芸ではありません。
愛犬がすぐさましたい欲求を察して、「ちょっと待って!」と欲望を抑えるよう出すコマンドです。
そして「よし」と言われるまで、欲望を抑えるコントロールができるかが重要です。
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そもそも愛犬に「待て」を教えるのはなぜ?教えないとどうなる?
では「待て」で欲望を抑えることはそんなに重要なことなの?と思うあなたに、その重要性についてお伝えしましょう。
「待て」は食事やおやつをいったん我慢する芸ではないのです。
好奇心旺盛な犬の欲望は食べることだけではありません。
例えば、あなたと外へ散歩に出たとします。
犬の興味が車道の向こうにあれば突然車道へ飛び出そうとしたり、子供達の輪に飛び込もうとしたりする思わぬ行動に、あなたはハッとしたことはありませんか?
また同じように散歩中の犬と出くわしたときに、吠えたり牽制したり…
お家にいても配達に来たドライバーさんや、訪れたお客様に飛びついたり、吠えたりしたことはありませんか?
そんな時に「待て」のコマンドで、欲望を抑えることが一瞬できれば、周りの人も犬の状態を確認できますから、用心することも可能です。
そして車にはねられたり、他の人を驚かせてけがをさせたり、よその犬といきなり喧嘩するといったことを防ぐことが可能になります。
このように「待て」を教えることは、愛犬がいろいろな問題行動を起こしてご近所から迷惑がられるようなことを防ぐことで、家族の一員としてあなたとの生活になじんでくれます。
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愛犬に「待て」をしつけるのはいつから?愛犬を賢く育てよう!
「待て」というコマンドが犬にとって大事なしつけであることがわかりました。
それではいつ頃から「待て」を教えるべきでしょうか?
「待て」と言われたとき、犬はお座りの状態で、あなたの目を見て次の「よし」を待ちます。
ですので、お座りができるようになったら、教えてあげるとよいでしょう。
そして、子犬のしつけの中でも大事な「社会化」というしつけをする前に教えておけるとスムーズですので、3ヶ月ぐらいまでにマスターすると外に連れ出したときに、先程書きましたシーンで役立つでしょう。
「待て」と「よし」のトレーニング
まずはおすわりをしている犬の前に立って、おやつを与えるまでに数秒時間をかけます。
最初はほんの2,3秒待つことができればOK。
じっと待てたらおやつをあげます。
待たせている間は最初に「待て」と声をかけ、それ以外の声かけはしないでおきましょう。
慣れてきたら少しずつこの時間を伸ばしていきます。
一日1秒延ばす位のゆっくりペースで毎日続けてみてください。
10日で10秒待つことができるようになれば、しめしめ。
根気よく続けてみましょう。
「よし」はおやつをあげるとき(「待て」を解除するとき)、最初は犬の目の前で「よし」と言いながらおやつを与えます。
そして次は「よし」といっておやつをあげる前に犬が近づいたら、一歩後ずさりして犬との距離をとっていきます。
そして犬が近づいたらおやつをあげます。
これを繰り返して一歩ずつ離れて「よし」といって、犬が近づけばおやつをあげます。
このように「待て」と「よし」は1セットで覚えさせます。
まとめ
「待て」というコマンドを愛犬に教えることが、愛犬をあなたの家族として迎えることや、愛犬の身を守ることにもなるということをお話しました。
「待て」は決して芸ではないのです。
できてもできなくてもいいものではないことをわかって頂いて、根気よくしつけていきましょう。
「待て」のように犬の行動を抑制するようなコマンドでしたら少し低めの声で、逆に犬に「おいで」などの動的な行動を促す場合は元気よく高い声で言った方が犬に伝わりやすいでしょう。
また、教えることばかりあせってしまうと、なにかにつけ「しつけ」が頭をよぎってしまいそうですが、じっくり愛犬と遊ぶことも重要です。
愛犬とあなたが揺るぎない信頼関係を築いていることが、何よりもしつけをしていく上での下準備となります。
あなたと信頼関係の築けた愛犬を様々なトラブルや危険から守るために、ぜひ気長にしつけをして賢く育てましょうね。
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