地鎮祭はマイホームを建設する前に行う神事で、その神事を行う神主の方に玉串料を支払わなくてはいけません。
玉串料は紅白の蝶結びののし袋に入れお渡しするのですが、そのままのし袋をわたすのではなく、まずふくさに包んでから神主の方の前で開きお渡しします。
ふくさはただ包めばいいわけではなく、正しい包み方と開き方がありますので注意が必要です。
ここでは、地鎮祭で玉串料を入れたのし袋を包むふくさの包み方と、わたすときの開き方、さらにのし袋の包み方をご紹介します。
地鎮祭を行うにあたりのし袋やふくさの包み方、開き方のマナーを知っておきたい方必見です!
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スマートに!地鎮祭でのし袋を渡すのに重要なふくさの開け方
地鎮祭で神主の方にお渡しする玉串料は紅白の蝶結びののし袋に包んだうえで、ふくさに包んでお渡しします。
そもそもふくさというのは、神事にお供えする玉串料や結婚式のご祝儀、お葬式のお香典などお金が入ったのし袋を持ち運ぶために使うものです。
一般的には、絹製の正方形の小さな風呂敷のようなものが、これらのお金の入ったのし袋を持ち運ぶときに使うふくさとして使用されています。
ふくさでお金が入ったのし袋を包む理由はのし袋に折り目がつかないためと、受け取る相手に失礼がないようにのし袋を丁寧に扱うという意味合いから。
そう、地鎮祭の玉串料を持ち運ぶときはもちろん、結婚式のご祝儀もお葬式の時のお香典も、のし袋をはだかで持ち運ぶのは失礼に当たるので注意が必要なのです。
お金が入ったのし袋を包むふくさには大きく分けて2種類あります。
ひとつ目は、風呂敷状の包むタイプのふくさです。
ネットショップのアマゾンで販売されている紫色の包むタイプのふくさなら慶弔両用なので、地鎮祭にももちろん使用可能。
価格は2021年5月16日現在、丹後ちりめんの絹製のものが5,980円で販売されていました。
これからも様々なシーンで使用することがあるでしょうから、1枚持っておくのもいいかもしれませんね。
さらに、この包むタイプのふくさの包み方と開け方もご紹介しておきましょう。
まず、包むときにはふくさをひし形に配置します。
もし、ふくさに留めるための爪がついている場合は爪を右側に配置しましょう。
祝儀袋は、ひし形に置いたふくさの中央線の左側に置きます。
次にふくさを左、上、下の順番に包み、右側を左に向かってたたんでいったら完了。
留めるための爪がある場合は最後に爪を留め糸にひっかけておきましょう。
開き方については、地鎮祭などの慶事は右開きなので、玉串料を包んだふくさを左手に置いて右手で開いて神主の方にお渡ししましょう。
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ちなみに弔辞の場合は包み方も開き方も違っており、ふくさの包み方は右、下、上の順番、開くときは右手にふくさを置き左手で開けます。
なと、ふくさには包むタイプのものの他に挟むタイプのふくさもあります。
地鎮祭などの慶事の時には、右開きになるようにのし袋を挟みます。
弔辞の時には、左開きになるようにしましょう。
開き方は包むタイプのふくさのときと一緒で、地鎮祭のような慶事の場合はふくさを左手において右手で開き神主の方にお渡しします。
アマゾンではこの挟むタイプのふくさも販売されています。
紫色ののし袋が地鎮祭などの慶事にも弔辞にも使えるので便利ですね。
地鎮祭で知っておくべきのし袋の包み方
地鎮祭で神主の方にお渡しする玉串料を入れるのし袋は、紅白の蝶結びのものをチョイスしましょう。
のし袋の表書きの上段は、御玉串料もしくは御初穂料と黒の筆ペンで記入します。
下段には世帯主の氏名をフルネームで黒の筆ペンで記入しますが、二世帯住宅の場合両世帯主の名前を記入したり、家族全員の名前を連名で記入する場合も。
二世帯住宅で両世帯主の名前を記入する場合は右から左に年齢順に記入します。
家族全員を記入する場合は、右から世帯主、妻、子供を年齢順に記入。
ただし家族を連名で記入できるのは3名まで。
それ以上家族がいる場合は、世帯主を中央に記入し左側にその他家族一同と記入すればOK。
地鎮祭の時に神社側に包む玉串料は、お供えを含め全てを神社に依頼する場合は5万円、お供えを施主たちが準備する場合は3万円が相場となっています。
そして地鎮祭の玉串料に見合うのし袋には、お札を入れるための中袋がセットになっています。
この中袋の表側には3万円なら金参萬圓と、5万円なら金伍萬圓と旧字体で記入。
中袋の裏側の左下には郵便番号、住所、世帯主の氏名を記入します。
紅白の蝶結びが印刷されたのし袋は、一般的に1万円以下のお金を包む場合に使用されますので、地鎮祭では印刷ではなくきちんと水引が使用されたのし袋を使用しましょう。
お金はもちろん、地鎮祭は慶事なので新札を準備してください。
中袋にお金を入れる際は、中袋の表側のほうにお札の肖像画が向くようにお札をそろえて入れます。
その際、肖像画がお金を出すときに最初に現れるように入れましょう。
中袋は封をしなくてもいいのですが、糊付けした封をする場合は封をした場所に「封」もしくは「〆」と記入しておきます。
お祝い事ののし袋はたとう折りという折り方で包みます。
まず、上包みの内側を上にして中央に中袋の表側を上にして置き、左側、右側の順に上包みを折ります。
上包みを裏返して上側を先に降り、下側を上側にかぶせます。
この状態で表側に蝶結びの水引が来るように水引をとめたらOK。
神主の方にお渡しする直前までは、ふくさにきちんと包んでおきましょう。
まとめ
地鎮祭は慶事なので、のし袋はお祝い用の紅白の蝶結びの水引が使われたもの、ふくさは慶弔両用の紫色のものが良いでしょう。
包んだふくさを開くときには、玉串料を包んだふくさを左手に置き右手で開いて神主の方にお渡ししましょうね。
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