テキストファイルとして使われているODTファイルは、仕事で扱う事の多いファイルですが、iPhoneでも閲覧可能なのはご存じでしょうか。
外出自粛もあり、家でお仕事される機会も増えている今、iPhoneで手軽にやり取りできると助かりますよね。
仕事に役立つODTファイルの開き方や活用法についてご説明します。
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ODTファイルの開き方
iPhoneの場合
今までODTファイルを開くことが出来なかったiPhoneですが、
・Collabora Office
というアプリが開発され、ODTファイルを簡単に読み込んで閲覧、編集できるようになりました。
使い方はアップルストアでアプリをインストールし、閲覧したいファイルを開くだけで閲覧する事ができます。
ですがまだ開発途中という事もあって、英語表記だったり不具合がでたりする可能性もあるので、できればファイルの編集などはパソコンなどで行い、緊急の閲覧専用で使用する事をおすすめします。
androidの場合
ちなみにandroidならGoogleドキュメントでも開けますし、
・LibreOffice
・Open Office
のアプリ版が使える為、iPhoneよりも手軽にODTファイルの閲覧編集が可能です。
PCの場合
PCで開く場合はWordで開くこともできますし、Wordが入っていない場合でもGoogleドキュメントや、無料のフリーソフトを使って開くことができます。
・LibreOffice
・Open Office
などです。
これらのソフトは開くだけでなく、ファイルの編集やWordとの互換もあるので、Wordを持っていない方でも同じように作業する事ができます。
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ODTファイルの活用法
ODTファイルとは?
文章ファイルの標準形式の1つ。多くの文章作成ソフトで、標準のファイル形式とされているので、多くの文章作成ソフトで扱うことが出来る。
よく使う文章作成ソフトとして有名なのは、Microsoftの Wordですが、Wordで使われるdocxファイルは中の仕様が非公開の為、Wordでしか扱うことが出来ません。
ですが、ODTファイルは使用が公開されているため、多くのソフトが対応する事ができるので、互換性が高いのです。
Wordはもちろん、Googleのドキュメントでも開くことが出来ます。
PDFファイルへの変換方法
完成した文章ファイルを手軽に閲覧や印刷する場合、PDFファイルに変換できると便利な場合があります。
・LibreOffice
・Microsoft Word
で行えます。
LibreOfficeの場合
変換したいファイルをLibreOfficeで開き、(ファイル)オプションをクリックして、メニューの(PDFファイルとして出力)を選択した後、細かな設定があれば設定して(エクスポート)をクリックして、保存場所を指定するとPDFファイルに変換されたファイルが保存されます。
Microsoft Wordの場合
変換したいファイルをMicrosoft Wordで開き、(ファイル)名前を付けて保存をクリックし、保存タイプでPDFを選択し保存するとPDFファイルで保存されます。
Wordファイルへの変換方法
様々な文章ファイルソフトに互換があり、お仕事などで重宝されやすいodtファイルですが、それは、ファイルを「開く」事に関してのみの話で、編集すると文章の一部が消えてしまう事もあります。
そうならない為に、odtファイルの変換方法をお教えします。
Wordで開く手順
odtファイルを「開く」だけなら、開きたいファイルをダブルクリックするだけで、wordでも開くことが可能です。
ダブルクリックでも開かない場合は以下の手順をお試し下さい。
手順1 開きたいファイルを選択して、右クリックし「プログラムで開く」をクリックします。
手順2 「Microsoft Word」を選択して、「常にこのアプリを使って.odtファイルを開く」にチェックを入れて「OK」を押して下さい。
これで、Wordでもodtファイルの閲覧ができます。
しかし、それでは編集した後に保存する場合、文章の一部が消えてしまう事があります。
それを防ぐ為に、odtファイルを変換しておく必要があります。
変換するためには、変換用のソフトが必要になります。
Wordファイルへの変換用ソフト
odtファイルを変換するためのソフトも種類があります。
その中でもよく使われているものをご紹介します。
〇ワードパッド
ワードパッドはWindowsに標準で搭載されているソフトです。
こちらを使ってodtファイルの変換を行います。
手順1 変換したいファイルを選択し、ファイルを右クリックして「アプリで開く」をクリックします。
手順2 表示されたアプリケーションソフトのリストから「ワードパッド」を選択して「OK」をクリックします。
手順3 ワードパッドが開くので、「ファイル」をクリックして「名前をつけて保存」その後に「Office Open XMLドキュメント」を選択して、適当な名前をつけて「保存」をクリックします。
これで、Wordでも表示と編集が出来る形式に変換されているはずです。
〇Googleドライブ
Googleドライブを使ってもodtファイルの変換は行えます。
Googleのアカウントさえ持っていれば、誰でも使用できるため、使い勝手はとてもいいです。
手順1 Googleドライブに移動してサインインします。
手順2 ダッシュボードから「新規」>「ファイルのアップロード」に移動します、
手順3 変換したいファイルを選択して「開く」をクリックします。
(これでGoogleドライブにファイルがアップロードされました。)
手順4 アップロードしたファイルをダブルクリックして、「Google Docsで開く」をクリックします。
手順5 ファイルを開いたら、「ファイル」>「名前を付けてダウンロード」>「Microsoft Word」を選択して保存します。
手順6 Googlechromeの保存場所(通常はダウンロードフォルダ)にファイルが変換されてダウンロードされています。
そのファイルをWordで開けば、閲覧と編集ができます。
〇オンライン変換ソフト
最近は、オンライン上で、簡単に変換できるサイトもあります。
サイトによって手順に違いはあると思いますが、基本的に変換したいファイルをドラッグ&ドロップするだけで、変換してくれます。
お手軽で簡単に変換出来るのですが、中には悪意のあるサイトやうまく変換できないサイトもあり、安全性に不安が残る為、しっかりと下調べをして「安全なサイトか?」確認してから使用する必要があります。
オススメはワードパッド!
一番早く簡単なのはオンラインでの変換ですが、安全性に不安があり、正しく変換されない場合もあります。
Googleドライブは安全ですが、少し手順が増えてしまうので、一番安全で、Windowsなら標準で搭載されているワードパッドでの変換をオススメします。
ODTファイルの特長
ODTファイルの利点を上げていきましょう
〇様々なソフトで編集できる互換性
今まで紹介してきたように、ODTファイルはWordに限らず、殆どの文章作成ソフトで特別な操作をせずに、簡単に読むことができます。
〇圧縮ファイルの為、容量が少ない
ODTファイルはodtという拡張子ですが、実際はzip形式と同じで圧縮されたファイルになります。なので通常の文章ファイルよりも軽い容量で保存できます。
文章ファイルはそこまで大きなファイル容量にはなりづらいですが、たくさんの文章ファイルを扱っていると、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。
なので、少しでも容量が減るのはうれしいですよね。
〇手軽に別の拡張子に変換できる
先ほどのPDFのように別のファイル形式に変換するのも簡単に行えます。
ODTファイルの互換性の高さと合わさって更に汎用性の高いファイル形式になります。
まとめ
iPhoneでODTファイルを見るなら、Collabora Office
ODTファイルは互換性が高い
PDFファイルへの変換も簡単
現在では、スマートフォンやタブレットの普及により、PC以外の端末で作業したり、ファイルの閲覧をしたりすることも少なくありません。
そんな中で互換性の高いODTファイルは、これからの仕事環境にとてもマッチしたファイル形式です。
パソコンではおなじみのWordや、手軽に環境に左右されずに使える事で使用者が増えているGoogleドキュメントでも簡単に開くことができるので、機会があれば試しに使ってみるとこれからの仕事の作業がしやすくなるかもしれません。
ぜひ、活用してみてください。
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