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何がダメ?大葉が水耕栽培で育たない理由とは?!

大葉
最近はお家で過ごす時間も増え、簡単に始めやすい水耕栽培にチャレンジしてみる方も多いと思います。

水耕栽培に適したものによく挙げられる大葉。

使用できる用途も多い為、チャレンジしてみる方も多いことでしょう。

ですが、うまく葉が大きくならなかったり、途中で成長が止まってしまったり、うまく育てる事が出来なくて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大葉がうまく成長しない原因は何があるのでしょう?

大葉が成長しない主な原因として考えられることに、肥料不足または過剰、そして土台となるスポンジ等の不適があります。

植物をしっかりと育てる場合には、肥料が必須になります。

水耕栽培の場合、通常「液肥」とよばれる液体状の肥料を使用して栽培を行うので、水耕栽培で大葉を育てる場合は、原因になりにくいかと思います。

しかし、なかには液肥を使わずに全て水だけで栽培しようとして失敗している方もいらっしゃるので、水耕栽培の手順をしっかりと確認しましょう。

また、土台にしたスポンジが固すぎたりすると、根がのびにくくなってしまいます。

水耕栽培の場合は土台となるスポンジの固さや材質にも気を付けながら、種をまきましょう。


簡単とはいえ水耕栽培ならではの注意すべき点も色々あります。

今回は、失敗しない水耕栽培の方法をご紹介していきたいと思います。

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水耕栽培で育てる6つのポイント!

固いスポンジはNG!


水耕栽培は水だけを使うので、土台の役割をするスポンジは重要です。

スポンジが固いと根を伸ばすことができずに、充分な量の水を吸収できなくなってしまいます。

スポンジは固くないものを選びましょう。

しっかり時期を確認!


水耕栽培の利点として、室内で気軽に栽培できることがその1つです。

室温栽培のために、栽培環境の温度は季節を問わずある程度保つことができますが、植物は季節には非常に敏感です。

適正な温度はもちろんですが、朝晩での気温の変化、日照時間などでも敏感に感じ取ります。

通年の栽培には向き不向きがあるので、栽培する植物の種まきの時期は必ず確認して守るようにしましょう。

でないと、品種によってはいつまでも芽が出てこない事になってしまいます。

大葉の場合、最適な温度は22℃前後と言われており、

種まきは4~6月

収穫の時期は6~9月

が最も適しています。

なので、この時期に栽培する事をおすすめします。

環境の維持は必須!


失敗の中でも枯らしてしまう事は多い理由の1つではないでしょうか?

水耕栽培で枯れてしまう原因は、

・肥料の濃度

が主な原因になります。

何度も枯れてしまう場合は、植物の栽培環境がよくない事がほとんどです。

環境を見直してみましょう。

日光をしっかり当てる!


室内栽培でも日光はとても重要です。

必ず日当たりの良い場所を選びましょう。

日光が足りていないと、茎だけが成長したり、太くなったり細くなったりと茎が歪になってしまいます。

葉物野菜などは、日光が足りないと光を求めて長く成長しようとします。

そうなると長くなった先の葉を支える為に茎が太くなってしまうのです。

その結果、茎だけが成長してしまう事になります。

定期的な換気と容器の洗浄を!


水耕栽培は、水での栽培になるのでカビも発生しやすくなります。

・定期的な換気

・容器の洗浄

・太陽の光による殺菌

を心掛けるようにしましょう。

油断しているとちょっとの事でカビは発生してしまいます。

水の与えすぎもカビを発生させる大きな原因になります。

多く水を与えても植物の吸収スピードは変わらないので、適切な量を心がけましょう。

病気になりやすくなる徒長に注意!


間延びして芽がひょろひょろと弱ってしまう事を徒長(とちょう)といいます。

1度徒長してしまうとずっとその状態のままで成長してしまい、折れたり枯れたり実などできません。

徒長になってしまう原因は、

・日照不足

・水分過多

・栄養過多

が主な原因です。

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もう一度おさらい!正しい大葉の水耕栽培における手順やお世話


失敗してしまう人は、もう一度手順や環境づくりをおさらいしてみましょう。

気が付いていなかった失敗があるかもしれません。

水耕栽培の簡単な方法としては、

・ペットボトルを使ったもの

・ハイドロボールを使ったもの

この2つがよく挙げられます。

この2つの栽培方法について再確認してみましょう。

ペットボトルでの水耕栽培方法


容器の作り方


1)ペットボトルの上部から3分の1の所に印をつけてカットする。

2)切り口は怪我防止の為にビニールテープなどを貼っておく。

3)カットした注ぎ口部分を逆さまにして重ねて完成です。

種まきの方法


1)スポンジ(柔らかいもの)を2.5㎝ほどに切る。

2)スポンジの表面に十字の切れ込みを入れる。

3)スポンジをトレイなどに並べて水をひたひたになるまで注ぎます。

4)切れ目の部分に種を2~3粒撒きます。

5)種が乾燥しないように上に湿らせたペーパーを被せます。

スポンジの代用


市販のスポンジの場合、固い事も多く、うまく根が伸びない原因にもなってしまいます。

そこで、別の方法で、お茶パックを使った方法もあります。

お茶パックは100円ショップでも販売されており、その中に培養土の「パールライト」や「ハイドロカルチャー」を詰め込んで使用する事も出来ます。

自然に隙間から根が生えてくるので、うまく伸びない心配をする必要がなくなります。

ペットボトルへの移し替え


根が伸びてスポンジから根が突き抜けるほど育ったら、ペットボトルに差し替えましょう。

1)ペットボトルの底に液体肥料を混ぜた水を入れる

2)水は満水にはせずに上部2~3㎝はあける

3)シソなど水を多く必要とする場合は、特に根がしっかりと浸かるようにする

4)藻の発生防止の為に液肥の入っている部分を黒い紙やアルミホイルで隠す

5)液肥は2~3日置きに変える

その後は、紹介したポイントに注意しながら成長を見守りましょう。

ハイドロボールでの水耕栽培方法


ハイドロボールは粘土を焼いて形成したものです。

オシャレにも見えるのでインテリアに使われる事もあります。

1)透明な容器を用意します。(水位が確認しやすい透明がおすすめ)

2)容器に根腐れ防止剤を入れる

3)次にハイドロボール3分の2ほど入れる

4)根が伸びた苗を容器に移します

5)残りの3分の1のハイドロボールをいれます。

6)液肥を容器の3分の1程注ぎます。

その後は、紹介したポイントに注意しながら成長を見守りましょう。

育て方で何が違う?大葉の水耕栽培と普通の栽培を比較


室内で栽培でき、簡単だと話題になっている水耕栽培ですが、具体的に土壌栽培とどのような違いがあるのでしょうか?

メリット、デメリットに分けて比較してみました。

水耕栽培のメリット


・室内でも簡単に栽培できる

・管理も簡単で失敗しにくい

・小まめな世話が少なく、留守中も安心

・土壌栽培よりも成長が早い(約1.5倍)

・殺虫剤を撒く必要がないので食べる時も安心(場合によっては必要な場合も)

・収穫量が多く、安定した質で栽培できる

・初心者でも始めやすい

水耕栽培のデメリット


・キットを購入する必要がある(ペットボトルなどある程度自作も可能)

・環境によってはLEDライトなど電気を使う

・良質な水が多く必要で水の管理も重要

土壌栽培のメリット


・土さえあれば設備投資がいらない

・慣れた方法で栽培できる

・生産物の味が濃厚になりやすい(生産物や環境にもよる)

土壌栽培のデメリット


・害虫駆除が必要

・天候の影響を受けやすい

・除草や土壌の管理など手間が多い

・水やりなど毎日作業をしなければならない

比較結果


土壌栽培は手間も多く、なかなか初心者は手が出しにくい印象でした。

ですが、水耕栽培も完全にほったらかしでいいという事はなく、最低限の管理は必要になります。

それでも手軽に安定した収穫が見込める水耕栽培は、現代の忙しい日本人の生活環境にも合っていて、初心者が始めやすい点でもおすすめの栽培方法ですね。

まとめ


〇注意ポイントをしっかり把握する

〇失敗した時は環境の見直しも必要

〇全く何もしなくていいわけではない多少の管理は必要

簡単、手間が少ないと言われている事もあり、

「水につけておくだけでいい」

と勘違いされている人も多いようです。

土壌栽培と比べると圧倒的に手間は少ないですが、それでも最低限の管理は必要です。

ですが、簡単である事は間違いないので、1度失敗した方ももう一度、手順や環境を見直して挑戦してみてください。

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