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言われてみれば知らないかも!?パイナップルの名前の由来や実り方とは?

パイナップル
夏の果物の代表、パイナップル。

ジューシーな黄色い果肉と甘い香りが特徴ですね。

パイナップルはブラジル原産の熱帯植物で、日本に渡ってきたのは1845年頃といわれます。

外国産の果物なのに意外と歴史があるのですね。

現在日本で輸入されている物のほとんどは、フィリピン産、台湾産ですが、温かい沖縄や鹿児島地方でも育てられるようになりました。

パイナップルはアナナスという植物の果実部分のことをいいます。

見た目が松ぼっくりに似ていることから松のpineと果実のappleで、pineappleと呼ばれるようになったとされています。

(ちなみに松ぼっくりはpinecone)

また松ぼっくりの外観と、りんご(apple)のような甘い香りがするからという説もあります。

観賞用のアナナスという植物が食用に品種改良されました。

実は繁殖力の高い植物で頭の部分の葉っぱ(冠芽)、お尻の部分から伸びてくる新芽(えい芽)、親株の脇から伸びてくる新芽(吸芽)、これらを挿し木すると1~2年で結実します。

種子から育てると5~6年かかるため、挿し木でクローン栽培をした方が効率よく収穫でき食用向きです。

そして、種が見当たらないほどに食べやすく改良されました。

たまに皮の近くの黒い点のところに固い種を見かけることがありますよ。

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アップルが付いているからリンゴの仲間!?由来から見るパイナップルの豆知識


パイナップルの名前の由来


pineappleと表記するパイナップルですが、pineがついているからといって松の仲間ではなく、appleがついているからといってリンゴの仲間でもありません。

見た目が松ぼっくりに似ていることから pine (松) + apple(果実)。

昔は英語でappleは果実全般を総称していたそうです。

そして漢名は中国では菠蘿、台湾では鳳梨と書きます。

鳳梨は台湾ではオンライと発音し、福を招く縁起のいい物と言われています。

パイナップルと松ぼっくり

8月にはパインの日とパイナップルの日


果物やジュースでよく見かけるアメリカの食品会社Doleが、8月17日を「パイナップルの日」としました。

一方、沖縄で国産のパイナップルが作られるようになり、農林水産省と沖縄県が1990年に8月1日を「パインの日」としました。

パインもパイナップルも違いはなく、同じ物をさしています。

pineappleのpineのところだけを省略して呼んでいるのですね。

ただこれは、いわゆる和製英語で英語圏の人には通じないでしょう。

私的にはなんとなくパインというと輪切りのパインが浮かび、パイナップルというとクラウンの付いた生のパインを思い浮かべますが・・・

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パイナップルはどう実る?!意外と知らないでき方とは?


さて果物の中でもパイナップルは独特の形をしていますが、実り方もとても独特で産地に行かないとなかなか目にすることはありません。

勢いのある細い剣のような葉を伸ばすパイナップルですが、花茎に小さな実が集まって松かさのようになっていきます。

小さな実が集まってあの独特な形をなしているのですね。

このような実り方を『集合果』といいます。

スナックパインのようにこの六角形の部分をちぎって食べられるものを見ると、その形状がよくわかるでしょう。

種子から育てると収穫するまで5~6年かかります。

その一方でつんつんした頭の部分の葉っぱ(冠芽)、お尻の部分をから伸びてくる新芽(えい芽)、親株の脇から伸びてくる新芽(吸芽)、これらを挿し木すると1~2年で結実するから驚きです。

ただ、この栽培方法ですとだんだんと実が小さくなってくるので、2,3回でまた新芽を植え付けると良いとされています。

頭の部分は包丁などで切り取らなくても、へたの部分から簡単にもぎ取ることができますので、この冠芽を水耕栽培もしくは水はけの良い砂に植え付けます。

温暖化の影響で日本各地の平均気温が高くなっていますので、冬の管理には気をつけて、ぜひ育ててみてください。

まとめ


パイナップルの名前の由来や独特な実り方についてご紹介しました。

2021年3月1日中国の輸入禁止措置で、ほぼ中国に輸出されていた台湾パイナップルが、日本に大量輸入されました。

台湾パイナップルは芯の部分が柔らかく芯まで食べられます。

パイナップルは追熟しないので、買ってきたらなるべく早く頂きましょう。

日を置くと、さらに酸化が進み、舌がピリピリすることがあります。

これはパイナップルに含まれているブロメラインというタンパク質を分解する酵素の仕業です。

よく中華料理店で食べる酢豚にパインが入っていたり、ハワイのレストランでのお肉のプレートにパイナップルが添えられたりします。

これはこのタンパク質を分解する酵素がお肉を柔らかくしたり、消化を助けたりするために添えられているのです。

実は人間の舌は唾液に含まれたタンパク質で覆われていますが、パイナップルを食べるとタンパク質が分解されて、舌がもろに刺激を受け、ピリピリしてしまうのです。

このピリピリする刺激が苦手という方もいらっしゃると思いますが、新鮮なものほど、ピリピリと感じることは少ないです。

パイナップルは、甘く適度に酸味があり、ジューシーで夏にはもってこいです。

その味もさることながら、夏に欠かせないビタミン類もたっぷりなのに、カロリーは低めですからオススメです。

冷凍してアイス代わりにいかがですか?

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