11月の半ばの神社では、晴れ着を着て千歳飴を持った子どもたちが親に手を引かれて歩く姿をよく見かけます。
こどもの健やかな成長を祝う、七五三での参拝ですね。
江戸時代から始まったと言われる七五三は、今や全国的な行事となっていますがもともとの意味合いは薄れ、また地方によって若干内容が異なってきています。
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七五三に3歳の男の子はお祝いする?
3歳の女の子が七五三のお祝いをすることには異論がないようですが、男の子に関しては5歳のときだけという地域もあります。
地元の神社の神主さんに確認するのが間違いのないところではありますが、例えば明治神宮では髪を伸ばし始める「髪置き」となる3歳ではかつては男女とも祝ったという表現になっていました。
現在では男の子の七五三は5歳で、地方によっては3歳もお祝いするとあります。
七五三は、やらなければならないという定めも無ければ、やってはいけないという定めも無いのですが、両家の実家で意見が分かれてしまうこともままあります。
最終的には親の判断になり、写真撮影だけで済ませるご家庭も少なくありません。
七五三で男の子の3歳は数え年?
次に問題になるのが、数え年なのか満年齢なのかという事です。
昔からの行事ですから、本来的には数え年になりますので満年齢では2歳ということになります。
現在では満年齢でお祝いすることが一般的になってきています。
先ほどの明治神宮のサイトでもそう記載されていました。
これもご両親の考え次第という事です。
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七五三に男の子は3歳で羽織袴を着る?
さて和服で正装と言うと羽織袴を思い浮かべますが、実は袴を初めて着るのが男の子の5歳の七五三「袴着」なので、3歳では袴を着なくていいのです。
もちろん服装についても決まりがあるわけではないので、洋服にするご家庭もあれば、和装・洋装両方での写真撮影をされるご家庭もあります。
まとめ
七五三にも由来はありますが、昔とは生活環境も風習も違う現代ではあまり縛りのないイベントになっています。
日にちも11月15日に限定されず、前後の休みの日などに参拝し、写真撮影にいたってはひと月もふた月も前倒しすることも珍しくありません。
年齢も一般的に満年齢で行い、そもそも年齢にもこだわらなくて良いとも言われています。
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