札幌から函館まで車で移動すると、最短ルートでも約250㎞あります。
ざっくりとした所要時間は、高速道路使用で4時間以上、一般道だと5時間以上が目安でしょう。
さらに一般道と高速道路の使い方や経由地によって、とにかく早く着くためのルートと、観光しながらのんびり行くルートなど、いくつか選ぶことができるのは車での移動ならではですね。
なお、JRや高速バスで札幌から函館へ行く場合については、別記事にまとめてありますのでそちらも参考にしてください。
>> 札幌から函館まではJR?高速バス?飛行機?新幹線は?
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札幌から函館へ車でのルート
札幌から函館まで車で行くときのルートは、一般道(いわゆる下道)×高速道路×経由地で細かく分けたらいくつもできてしまいますが、長万部から函館まではほぼ一本道なので、高速に乗るか乗らないかの二択になります。
札幌から長万部までの主なルートは三択くらいで、一般的に使われているのは高速利用の最速ルートか、中山峠経由の最短ルートのどちらかでしょう。
それでは、最速ルート、最短ルート、そして渋滞回避用ルートの3ルートについてご紹介していきましょう。
長万部で噴火湾越しに駒ヶ岳を望む
札幌から函館まで高速を使ったルート[最速ルート]
札幌から函館まで車で移動することだけを考えたなら、道央自動車をひたすら走るのが最速のルートになります。
地元民が利用する主要なルートだと思います。
札幌から函館までの距離は約310㎞、所要時間は4時間10分くらいの目安です。
もちろんこれは渋滞なし・休憩なしのノンストップの場合になりますので、実際には5時間くらいはかかると考えておいた方がいいでしょう。
最短ルートと比べると走行距離は50㎞以上多くなるので、けっこうな遠回りになりますが、一般道のようなゴー・ストップもなく、だいたい計算通りに走ることができるのが高速利用のメリットです。
ちなみに札幌南ICから函館最寄りの大沼公園ICまでの高速料金は普通車が6,010円、軽自動車は4,840円、途中にはPA/SAが10か所もあるので休憩にも困らないと思います。
(高速料金等の最新情報はドラぷらで確認できます。)
ちなみに有料の高速道路は大沼公園ICで終わりで、そこから国道5号線を走ることになりますが、12㎞ほど行ったところに七飯藤城ICがあって自動車専用道路の「函館新道」に入ることができます。
そこから函館ICまで11㎞の区間は、無料で走行できる高速道路です。
以前は高速を降りた後に大渋滞することもありましたが、函館新道ができたことで、スムーズに函館市に入ることができるようになりました。
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札幌から函館まで中山峠経由のルート[最短ルート]
札幌から函館まで中山峠を経由して、全ての道のりを一般道で走行するルートが最短のルートになります。
国道230号線から国道37号線を経て国道5号線を走って、走行距離が約248㎞、所要時間の目安は4時間45分ですが、この時間で到着するのは深夜・早朝にノンストップで走った場合と思ってください。
(ホントウにノンストップで走ったら、もっと早く着きますが…)
実際にこのルートで行くのなら、中山峠の道の駅「望羊中山」で名物のあげいもを食べながら(いももちもおすすめ!)蝦夷富士とも呼ばれている羊蹄山を眺めるのが定番の観光です。
あげいも売り場
また、最短で行くのなら道の駅「とうや湖」を過ぎたあたりで道道285号線に折れてショートカットして豊浦に出るのですが、あえて国道230号線をそのまま行ってサイロ展望台から洞爺湖を眺めたり、さらに洞爺湖畔に出て、観光していくこともできます。
その後で虻田洞爺湖ICや、豊浦ICから高速道路に入ることもできます。
ちなみに札幌から函館までの間にある道の駅は、「望羊中山」「230ルスツ」「とうや湖」「とようら」「YOU・遊・もり」「なないろ・ななえ」の7か所です。
「とようら」を過ぎると「YOU・遊・もり」までは道の駅がありません。
長万部には昔ながらのドライブインが数軒ありましたが、半分くらいは閉まっていました。
八雲まで行けば道の駅の代わりに「丘の駅」八雲町情報交流物産館があります。
ここには八雲PAからもアクセスできる噴火湾パノラマパークが併設されていて、カフェレストランもトイレもあり、眺めも良好です。
噴火湾パノラマパークから噴火湾を望む
札幌から函館まで小樽経由のルート[参考ルート]
あまり一般的なルートではないと思いますが、札幌から函館まで小樽を経由するルートもあります。
国道5号線-国道393号線-国道5号線を走って走行距離が約277km、計算上の所要時間は5時間20分くらいです。
小樽やニセコを観光していきたいときに使うルートになりますね。
それから、中山峠経由の最短ルートでは、定山渓付近が混雑しやすくなっています。
特に夕方のチェックイン時間前後では、定山渓温泉の宿泊客の出入りと、単に温泉街を通過したいだけの観光客が重なるために、結構な渋滞を起こすことがあるのです。
この渋滞を回避するための迂回路として、小樽周りで走ったことがありました。
また札幌の北側にアクセスする場合には、札幌市街地の迂回にも有効です。
小樽周りでの途中にある道の駅は「あかいがわ」「ニセコビュープラザ」「らんこし・ふるさとの丘」「くろまつない」そして「YOU・遊・もり」「なないろ・ななえ」の6か所です。
支笏湖ポロピナイ
ちなみにですが、札幌から国道453号線を走行して、支笏湖と洞爺湖を経由するルートも同じくらいの走行距離になります。
北海道内のカルデラ湖としては2番目の広さをもつ支笏湖(深さは1番)と3番目の洞爺湖という、北海道の湖を代表する名所で観光していくのもいいですね。
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