天気が下り坂になると体調に変化が出ることがあります。
低気圧の影響を受けているわけですが、これが超低気圧の台風が来るとなるとその影響も大きくなります。
普段意識することはまず無いのですが、常に人間の体には気圧という圧力がかかっています。
通常1平方センチメートルあたり1キログラムの圧力がかかっているので、けっこうな力ですね。
これが台風などの低気圧が来ると、体にかかっている圧力が下がることでさまざまな影響があらわれます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりという鼻のトラブルもそのひとつです。
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低気圧とくしゃみ
低気圧と体調の変化の因果関係は諸説あります。
鼻の中の粘膜には血管やリンパ管があるのですが、その管にかかっている圧力=気圧が下がると、中から水分が浸透圧によってにじみだしてきます。
これによる刺激が原因となることがひとつ。
それから低気圧によって自律神経が影響を受け、副交感神経の働きによってくしゃみや鼻水が出るという説もあります。
また、寝不足や疲労などで体調を崩していると、余計に低気圧の影響を受けてしまうと言われています。
低気圧と鼻づまり
鼻の孔の中、鼻腔は複雑な空気の通り道となっています。
気圧が下がると穴を押し広げている力が弱まることになり、結果的に空気の通り道が狭くなってしまいます。
それが鼻づまりの原因となっています。
気圧の変化はそんなに大きいものではなくても、細い部分では影響をモロに受けてしまうのですね。
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低気圧での鼻水の対策
あまりに鼻水などの症状がひどいときには、アレルギー性鼻炎の場合と同じように薬によって症状を抑えることになります。
薬を使わない方法ではツボ押しがよく行われいています。
効果的とされているのは、疲れ目のときによく押さえる鼻の付け根の両脇にある睛明というツボと、小鼻の両脇にあるくぼみの迎香というツボです。
鼻づまりのときにも効果的な方法に、蒸しタオルを鼻にのせるという方法もあります。
まとめ
低気圧によるくしゃみ、鼻水、鼻づまりへの影響のしくみは、まだ完全解明されていませんが、外圧低下による血管などからの水漏れ、自律神経への影響という説が有力です。
気圧の変化自体はどうすることもできないので、ツボ押しや薬などの対処療法しかないのが現状です。
あとは月並みで恐縮ですが、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠で、外からの変化に対する身体の許容量を高めておくことは有用になります。
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