雨になると古傷が痛むと言われていますが、古傷にかぎらず人によって色々なところに痛みが出ることがあります。
気圧の変化による影響は、実は誰にでもあるのですが、体質などによって人ぞれぞれの症状があったりなかったりしています。
雨が降る、すなわち低気圧が近づくことで頭痛がしてしまう方も多いです。
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低気圧が近づくと頭痛になるのは
低気圧が近づいて地上の気圧が下がると、気道を押し広げている圧力が低下するので気管は収縮し、血管にかかっている圧力も低下するため浸透圧によって中から水がしみ出してきます。
さらに体表への気圧による圧迫も低下するため、結果として血圧が下がる傾向になります。
これらのことが体のアチラコチラに影響を与えている原因です。
低気圧で頭痛になる原因
頭痛が引き起こされる原因にはいくつか仕組みがあります。
低気圧の影響で副鼻腔と鼻の通り道がふさがる鼻づまりになると、蓄膿症になった時と同じように目の奥が痛む頭痛になることがあります。
また鼻の血管から水が出る鼻水・鼻づまりと同じ仕組みで、脳の血管から水が出ると脳がむくみ、頭痛となって症状が出ることもあります。
その他にも血圧が低下することで血行が悪くなったり、耳の中にある気圧センサーへの刺激が引き金となったりして頭痛がおきるのもパターンのひとつです。
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低気圧頭痛の対策
人によって、またその時によって頭痛を引き起こしている原因が異なるので、低血圧時の頭痛に万能の対策はないのが現状です。
むしろ十分な栄養と睡眠による体調管理や、ストレスを溜めないようにすることで、気圧の変化という環境ストレスに対する身体の許容量を大きくしておくことが有効になります。
またお風呂にゆっくりと入ることは血行促進とストレス緩和になり、頭痛をやわらげることが多いです。
それから内耳の神経の混乱が原因で頭痛になっているケースでは、仕組みが乗り物酔いと同じであることから、乗り物酔い止めの服用に効果があることがあります。
低気圧の頭痛と薬
鎮痛剤としてロキソニンを服用される方も多いのですが、胃を荒らすことで胃痛になり、頭とは別なところが痛くなってしまうようなことは避けたいですね。
消化管障害が起きにくいアセトアミノフェンに切り替えるなどの方法もありますが、一度医師の診断を受けることで、偏頭痛予防薬などの他の薬が処方されることもあります。
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