山登りは有酸素運動になり、また筋力のトレーニングにもなるので、健康維持や体力増進に有効です。
それから山の森林のなかに満ちている木の香りは、フィトンチッドと呼ばれる成分で、ストレスを解消する効果があると言われています。
心身ともにリフレッシュできるということですね。
健康づくりにはピッタリな山登りですが、山という自然をうっかり甘く見ると思わぬトラブルに見舞われることも。
急な体調不良やけがなどにしっかりと備えておく必要があります。
装備を整えて楽しい山登りにしましょう!
たとえ初心者コースを登る場合でも、安全・安心な山登りにするために、準備は万全を期しておきたいものです。
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山登り初心者の服装
暑さを感じるころには半袖を着て山登りをしたくなりますが、体温調節のためには長袖の宿を着用することをおすすめします。
というのも、山の標高が100m上がるにつれ、気温は0.6℃下がると言われています。
例えば平地の気温が30℃でも、3000mの山では12℃です。
さらに風が吹けば、風速1mで体感温度は約1℃下がります。
気温が下がることで体温も下がってくると体力の消費が大きくなり、また判断力も落ちてくるという悪影響が出てきます。
寒さを防ぐために、軽くて保温性のある上着も用意しておきたいところです。
さらに長袖を着ておくことで、日焼けを防いだり、虫に刺されにくくなったり、草木で肌を傷つけることの予防につながります。
また直射日光の当たるような状況では、打って変わって熱中症対策が必要になる場合もあるので、帽子も必需品です。
山の天気は変わりやすいとよく言われていますね。
天気予報で晴れになっていても、山登りをしていたら雨に見舞われることも珍しいことではありません。
雨も体温を奪われますので、やはり体力の消耗が大きくなります。
リスク軽減のためにもレインコートを用意しておきましょう。
山登り初心者の靴
山登りをするときには、トレッキングシューズなどの登山に適した靴を選びましょう。
山道は舗装されていないことも多くあり、凸凹な道では転んでケガをすることもあります。
たとえ初心者向けの小さな山であっても、しっかりとした靴を履いていきましょう。
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山登り初心者の持ち物
いざという時に備えて、食料と飲料水、コンパス、そして携帯救急セットなどは用意しておきたいものです。
また万が一ケガをしたときに、水を持っていれば傷口の汚れを落とすことができます。
それから持ち物を入れるカバンはリュックサックが最適です。
手提げカバンでは片手が使えなくなりますし、肩掛けカバンはずり落ちてしまうことがあるので、状況によっては危険な場合があります。
基本的に”備えあれば患いなし”なのですが、あまりにもアレコレと詰め込んでしまうと重くなり、体力の消耗を早めてしまうので気を付けましょう。
山登り初心者は高山病に注意!
山登りの初心者が注意しなければならないことのひとつに、「高山病」があります。
標高が高くなれば高くなるほど気圧は低下して酸素濃度が下がり、いわゆる”空気が薄い状態”になります。
一般的に高山病の症状が出始めると言われているのは、標高が2,500mくらいからです。
もちろんその時の体調や、性別・年齢などによっても違うので、もっと低いところでも症状が現れることがあります。
低酸素の環境に体が付いていかなくなってくると、めまい、頭痛、吐き気、脱力感などの高山病の初期症状がでてくるので、そのような時には先を急がず休憩し、深呼吸しながら回復を待つことが大切です。
症状に改善が見られない時には、思い切って山を下りましょう。
無理は禁物です。
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