おそらくは、知らない人はいない、見たこともやったことないという人もいないスポーツのドッジボール。
あれ?ドッジボール?ドッチボール?それともドッヂボール?
さて、カタカナで書くときに、正しいのはどちらでしょうか。
答えはドッジボール。
その理由について説明していきます。
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ドッジボールとドッチボールとドッヂボール、正式名称は?
ドッジボールを英語で書くと、”dodgeball”になります。
dodgeの「-dge」は、
bridge(橋)
judge(審判)
lodge(ロッジ)
などの「-dge」と同じなので、正しいのは「ドッジボール」になります。
色々な英和辞典を見てみましたが、日本語訳はみんな「ドッジボール」になっていました。
日本のドッジボール公式団体の「JDBA」も一般財団法人日本ドッジボール協会という表記なので、ドッジボールで間違いないですね。
ドッジボールの「ドッジ」の意味は?
ではドッジボールの「ドッジ」の意味はというと、
・すばやく身をかわす
・巧みに体をかわす
という意味です。
ですから、テニスを庭球、サッカーを蹴球と書くように、ドッジボールを漢字で書くと「避球」になります。
ちなみにですが、英語の「dodge」には、
・ごまかす
・言い逃れる
という意味もあります。
(プログレッシブ英和中辞典(第4版)より)
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ドッジボールの歴史
ドッジボールの起源、歴史は諸説あるようで、ケニアの風習が原点になっているという説もあるようですが、いちおう日本での有力な説としては、イギリスが発祥の地となっています。
時代は1900年から1940年頃と言われています。
当初の呼び名は「ドッジボール」ではなく「デッドボール」でした。
ちなみに野球の”デッドボール”は和製英語でこれとは別なものですが、意味的には近いかもしれませんね。
それはともかく、ドッジボールの原型のデッドボールでは、円形コート上に敵味方に分かれて競技します。
そして守る側はボールを避けるのみで、キャッチは認められないルールになっていました。
今のドッジボールよりもdodgeらしい競技だったのですね。
それが日本で広められたのは1909年、円形デッドボールという名前で可児徳さんと坪井玄道さんによって紹介されました。
この頃から既に子どもたちに人気のスポーツとなったようです。
その後1917年には四角いコートが登場します。
さらに1926年、ついに「ドッジボール」という今の呼び名に変わりました。
まとめ
ドッジボールとドッチボールとドッヂボールのどちらが正式名称かということは、ドッジボールの英語の綴りが”dodgeball”ということから、ドッジボールが正しいということでした。
そしてドッジボールの公式団体「JDBA」も、一般財団法人日本ドッジボール協会という表記なので間違いないでしょう。
ちなみにドッジボールの「ドッジ」という言葉は、避ける、避けるという意味になります。
初期のドッジボールはボールを避けるだけの競技でしたが、今ではキャッチすることによって攻守が目まぐるしく交代する、展開の早いスリリングなスポーツになりました。
ドッジボールのプロについて
http://irohanihohe.com/1130.html
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