クリスマスといえばサンタクロース、そしてサンタクロースにはトナカイのソリがなくてはならないものですね。
トナカイはフィンランドやノルウェーなどの北欧や、アメリカの北部、カナダなどにすむシカ科の動物ですが、日本には野生のトナカイは生息しておらず、数か所の動物園で飼育されているだけです。
そんな中で唯一、幌延町にあるトナカイ観光牧場には約60頭のトナカイが暮していて、さらにエサやりができて触れ合えたり、雪が積もる冬季にはトナカイがひくソリに乗ることもできます。
今回はそんな「ほろのべトナカイ観光牧場」や幌延町の観光情報などについてご紹介したいと思います。
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幌延町の「ほろのべトナカイ観光牧場」
幌延町は旭川から北へ車で約3時間半、稚内からは南へ車で約1時間のところにある町で、ワインで有名なフランスのボルドーや、イタリアのミラノなどと同じくらいの緯度となる、北緯45度線上にあります。
町内には雪印メグミルク㈱幌延工場があり、一帯は大酪農地帯です。
その広さは幌延町だけで東京23区とだいたい同じ面積があり、人口の3倍を超える約9,000頭の牛が飼われています。
そんな環境にあるのが平成11年にオープンしたトナカイ観光牧場です。
平成21年からは入場料が無料になったので、気軽に立ち寄れるようになりました。
市街地にあるJR幌延駅からは、道道121号線を北に4㎞ほど、車で6,7分くらい行ったところにあります。
路線バスなら幌延駅から豊富方面へバス停3つ目ですが、1日に4~6本という限られた便数です。
沿岸バス|豊富留萌線
営業時間は9時から17時まで。
毎週月曜日休館、12/31、1/1~5の年末年始休業。
トナカイえさは1袋200円(エサを持っていると持っていないのとではトナカイの態度が違うので注意!)、冬期間のみのトナカイソリは、大人500円、小学生200円、小学生未満は無料になります。
トナカイそりの営業時間は10時から16時までです。
ちなみにトナカイの赤ちゃんは5月から6月にかけて生まれるので、ちょうどゴールデンウィークあたりに行くとかわいいトナカイベビーを見ることができるかも。
敷地内には北方圏の花園「ノースガーデン」と、「レストラン ポロ」があります。
ノースガーデンの開花時期は6月から8月頃ですが、特に寒い地方にしか咲かない”幻の青いケシ”ブルーポピーは6月中旬から7月中旬頃までの約1か月間です。
レストラン・ポロには、定食、カレー、ラーメンなどの定番メニューに加えて、特産品メニューとして合鴨を使った定食やラーメンなどもあります。
観光地にあるレストランとしては全体的に割とリーズナブルな価格設定です。
営業時間は10時から17時(ラストオーダーは16時)まで、ランチタイムは11時から14時まで。
定休日は毎週月曜日です。
また、幌延町の特産品といえばトナカイ関連商品とサロベツ合鴨なのですが、いずれもこのトナカイ観光牧場で買えます。
他では売っていない商品がありますので、幌延でおみやげを買うならココです!
ほろのべトナカイ観光牧場
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幌延町の観光事情
幌延町の西には、利尻・礼文サロベツ国立公園に指定されている自然豊かな「サロベツ原野」が広がっています。
そのサロベツ原野内にあるパンケ沼の南、道道972号線沿いにある「幌延ビジターセンター」の2階からは、サロベツ原野や利尻山を眺めることができるので必見です。
幌延ビジターセンター
住所 北海道天塩郡幌延町字下沼
電話 01632-5-2077
開館時間 9時~17時(5月~10月)
休館日 開館期間中無休
※冬期(11月~4月)閉鎖
利用料 無料
幌延町の市街地には、日本最北の書家(書道家)金田心象氏の作品や硯・筆・陶器などを展示している「金田心象書道美術館」があります。
書道に興味がある方にはおすすめのスポットですが、子ども連れのファミリーには、美術館に隣接している「ふるさとの森 森林公園」のほうがいいかもしれませんね。
(なお、平成30年度は公園整備のため、公園を利用することができません。)
金田心象書道美術館
開館時間 10時~16時
休館日 月曜日、国民の祝日(5月3日~5日は臨時開館)
※年末年始・展示替日は臨時休館
観覧料 一般300円、小・中・高校生150円
観光施設というワケではないのですが、利尻富士を望む日本海に面した浜里地区、道道106号・稚内天塩線沿いには、南北3.1キロメートルにわたって高さ99メートルの全28基の風車が並ぶ、オトンルイ風力発電所があります。
見渡す限り原野が続く海岸線に、突如として現れる人造建造物…
何にもないところに100m級の風車が28基も並んでいる景色は壮観です。
人造物と自然のコントラスト、北海道ならではのスケール感など、見る人によって響くポイントは様々ですが、一見の価値があるビューポイントになっています。
幌延町での宿泊先は?温泉はある?
幌延町は人口2千数百人の町なので、宿泊施設は多くありません。
JR幌延駅の周辺に、ビジネスホテルが1軒、ビジネス旅館(和室のみ)が1軒、民宿が3軒があるのみです。
ビジネスホテル 北斗荘
住所:幌延町1条北2丁目
駐車場:大型6台、普通10台
電話番号:01632-5-2026
FAX番号:01632-5-1055
ビジネス旅館 光栄荘
住所:幌延町1条北1丁目
URL:https://meizan-namiki.on.omisenomikata.jp/
駐車場:大型3台、普通20台
電話番号:01632-5-1266
FAX番号:01632-5-2800
民宿 名山荘
住所:幌延町元町19番地
駐車場:大型3台、普通10台
電話番号:01632-5-1720
FAX番号:01632-5-2660
民宿旅館 サロベツ(サロベツ会館)
住所:幌延町1条南1丁目
URL:https://sarobetu-kaikan.com/
駐車場:大型2台、普通:20台
電話番号:01632-5-1043
FAX番号:01632-5-1143
民宿旅館 サロベツ 別館
住所:幌延町1条北2丁目
幌延町には特に温泉があるわけでもないので、それならお隣の豊富町に行けば、保湿保温効果が高く美肌の湯としても知られている最北の温泉郷「豊富温泉」があります。
まとめ
幌延町といえばトナカイ。
トナカイ観光牧場に行けば会うことができますし、冬ならトナカイソリに乗ってサンタクロース気分を味わうこともできます。
施設にはお土産屋さんもレストランもあるので、幌延を観光するのであれば第一候補です。
宿泊施設は充実しているとはとてもいえませんが、北海道に観光旅行に来て、あえて幌延に宿泊する人も少ないかと思います。
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