通勤などの移動の際に、イヤホンやヘッドホンを利用される方も多いと思います。
そんな中、イヤホンやヘッドホンの使用時間が長かったり、使用方法が間違ったりしていると、
「耳によくない」
と言われる事もあります。
何が良くないといえばとにかく、大音量・長時間が良くありません。
それではどうして耳に良くないのか、また、耳に負担をかけずに使用するにはどうしたらいいのか、そんな疑問に答えていきたいと思います。
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理由は難聴になる原因にあり
耳に良くないと言われる原因の1番の原因は、難聴になりやすくなるリスクが増えるからです。
といっても、普通に使用している分には急に難聴になったり、耳にダメージが入ったりする事はありません。
あまりにも長時間の使用や大音量での使用が蓄積して難聴になると言われています。
イヤホンやヘッドホンの耳への影響は?
音の聞こえ方に直接関係してくるのは、耳の部位の中でも内耳にある「蝸牛(かぎゅう)」と呼ばれる部分です。
ここに大きな音などで傷がついてしまったりすると、音が聞き取りにくくなってしまいます。
イヤホンでもヘッドホンでも共通して言えるのは、難聴になりやすくなってしまうのは、
・大きな音での視聴
・長時間の連続使用
にあります。
どちらをしようしていてもこの2つが難聴になりやすくなる原因になります。
難聴かも…と感じる症状
・音の聞こえが悪い
・人の話が聞き取りにくくなった
・頭痛を感じる
・耳鳴りがする
・耳が詰まっている感じがする
・左右で聞こえ方が違う
こんな症状が出てきた時は要注意です。
初めは、イヤホンやヘッドホンを使用した直後や高い音を聞いたときだけかもしれませんが、放置していると徐々に進行していき、どんどん音が聞き取りにくくなります。
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耳に負担をかけない!難聴の予防法は?
大きすぎない音での視聴
まず、目安として人は1日に100㏈(デシベル)以上の音を15分以上聞いてしまうと、難聴になりやすくなると言われています。
100㏈とはどのくらいの音かというと、高架下に居る時に電車が通過した時の音が同じくらいです。
難聴のリスクを減らすためには、65㏈位の音にするのが望ましいです。
65㏈はヘッドホンなどで音を聞きながらも周りの会話や声が聞こえてくる位の音量です。
どうでしょうか?
こう聞くと普段、思ったよりも大きな音で聞いている事が実感できたのではないでしょうか?
適度に耳の休憩を
音を抑えても、長時間聞いてしまうと耳への負担は大きくなります。
目安はヘッドホンなどを使用していた時間の3倍の時間の休息が必要です。
また、疲れている時などは、難聴になるリスクも高まってしまうので気をつけましょう。
異常を感じたら耳鼻科へ
難聴は重症化すると完全に治すことは難しいと言われています。
ご自身でなにか異常を感じたら、迷わずに耳鼻科に相談しましょう。
放置してしまうと、取り返しのつかない事にもなります。
必ず診察を受けるようにしましょう。
イヤホンとヘッドホンの音質差をチェック!!
イヤホンとヘッドホンの本質的な音質の違いはありません。
ただし、形状と聞く音楽、聞く方の好みや聞こえ方に大きく左右されます。
イヤホンが適した音楽
耳の中に入れ、耳の近くから音を聞くイヤホンは鮮明に聞こえやすく、クリアな音質に聞こえる事が多いです。
その為、人によってはイヤホンの方が高音質に聞こえる事があるかもしれません。
・歌声などをしっかり聞きたい場合
・クリアで鮮明な音質が好みの方
・中音域や高音域をしっかり聞きたい方
にはイヤホンが適しています。
ヘッドホンが適した音楽
ヘッドホンは耳を包み込むので、より立体的に音を聞く事ができます。
その為、
・歌声よりも楽器の音を聞きたい場合
・クラシックなどの空間を使った音の響きを楽しみたい場合
・音域の広がりや重低音を聞きたい場合
などに適しています。
![ヘッドフォン](https://irohanihohe.com/wp-content/uploads/2021/08/02c3d2e42fdc1a5b2302256347fe1a67-e1629016143815.jpg)
イヤホンとヘッドホンの使い勝手を比較!
音質以外にもイヤホンとヘッドホンにはそれぞれ特徴があります。
イヤホンの特徴
・小型なので持ち運びしやすい
・スポーツ用の物もあるので、運動時におすすめ
小型サイズなので、外出中や運動時はイヤホンが使いやすく、便利です。
ヘッドホンの特徴
・耳を包み込むので、良質な音で聞くことが出来る
・ファッションの一部として使われる事も
イヤホンよりも大きいので持ち運びは大変な場合もありますが、最近はファッションアイテムとしての人気もあり、お洒落なデザインのヘッドホンもたくさん発売されています。
いっそのことイヤホンとヘッドホンを使い分ける?
用途によってイヤホンとヘッドホンを使い分けるのはおすすめです。
使い分け例1 場所で使い分ける
外出時:イヤホン
自宅:ヘッドホン
使い分け例2 音楽によって使い分ける
クリアな音質を求める場合:イヤホン
空間的な音の広がりを楽しみたい場合:ヘッドホン
使い分け例3 ファッションで使い分ける
ラフな格好で外出する場合:イヤホン
オシャレな格好で外出する場合:ヘッドホン
まとめ
〇音量は周囲にいる人の声が聞こえる程度がベスト!
〇使用した3倍の休息をとろう!
〇用途に合わせる事で効果的に音楽を楽しめる!
普段から気をつけていないと、常に難聴になってしまうリスクがあります。
これを機に、音の視聴環境を見直して、耳に優しい環境を作ってあげましょう。
また、重症化してしまった時は後悔する事にもなるので、異常を感じた場合は必ず耳鼻科で見てもらうことをおすすめします。
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