RSウイルスは誰でも一度は感染し、また何度も感染するウイルスですが、大きくなればまず重症化することもなく風邪と区別もつかないうちに治ることが多い感染症です。
しかし乳幼児の場合、特に未感染児は症状が強く出やすいので注意しなくてはなりません。
よくあるケースでは上の子が幼稚園・保育園や学校でRSウイルスをもらってきて、家庭内で下の子に感染してしまうことがあります。
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RSウイルスは兄弟感染する?
RSウイルスは同じような時期に流行するノロウイルスなどと違ってアルコールや55℃以上の熱などで消毒することができるのですが、何といっても感染力が強いので家族にもうつりやすいので厄介です。
口や鼻からだけではなく目からも感染します。
潜伏期間が2日から8日あるのですがこの期間でもうつる可能性があり、また発症しても風邪のような症状しかないとRSウイルスの感染と気づかずに生活してしまうことがウイルスをばらまいてしまう原因の一つになっています。
RSウイルスを感染予防するには?
家族の誰かが風邪のような症状があったら、乳幼児とは隔離するのが一番効果的なのですが、現実的には難しいですね。
RSウイルスは飛沫感染と接触感染でうつります。
ですから咳がある人は必ずマスクをして、乳幼児には触らないようにすること。
(感染者がお母さんの場合は触らないのは無理に近いので、手指殺菌剤などを使用します。)
それから乳幼児が触るものはこまめにアルコールや塩素系の消毒スプレーなどで消毒します。
家族全員の手洗いの徹底はもちろんのことです。
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RSウイルスには次亜塩素酸が必要?
同じように冬に流行するノロウイルスやロタウイルスには次亜塩素酸に代表される塩素系の殺菌剤しか効果がありませんが、RSウイルスやインフルエンザウイルスは塩素系の他にアルコール系の殺菌剤なども効果があります。
ただ冬場に流行するウイルス感染症をできるだけ予防するためには、次亜塩素酸の除菌剤を使っておけばそれ1本で済みますので手軽です。
自分で洗濯用の塩素系漂白剤などを薄めて使用することもできますが、薄すぎると効果がないですし、濃すぎると衣服などの脱色の原因となりますし人体への刺激にもなります。
なので安全に調整された除菌剤を使用することがおすすめです。
まとめ
RSウイルスは大きい子や大人が感染しても普通の風邪との区別がつきにくく、また症状が治まってから1~3週間経過してもウイルスが排出されることがあります。
乳幼児がいる家庭では、咳やくしゃみがあったら必ずマスクをして手洗いを徹底することが大切です。
とにかくウイルスをまき散らさないようにして、付着した可能性があるところには除菌剤をスプレーするなどして消毒しておきましょう。
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