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餅のカビの除去方法は?水につけるといい?発がん性はあるの?

餅のカビ

今では一年中食べることができるお餅ですが、代表的なのはやっぱりお正月の鏡餅ですね。

市販の鏡餅なら真空パックになっているものが多いので、そのまま飾っておけばカビの心配もなくて便利な世の中になりました。

それでも、食べようと思って真空パックを開けたなら、気を付けなければならないのがカビなのです。

うっかりお餅にカビが生えさせてしまったとき、有効な除去方法はあるのでしょうか。

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餅のカビは除去できるの?


結論から言うと、お餅にカビが生えてしまったら、完全に除去することはとても難しいです。

というのも、カビとして色がついて見えているのはカビの胞子の部分で、その下にはガッツリと菌糸が餅の中に根を伸ばしています。

だから表面だけ削り取ってもカビが除去されているわけではなく、さらに安全のために多めに削ってみても、ホントウに菌糸が全部とれたかどうかなんて人間の目ではわかりません。

また、加熱することでカビそのものは死滅しますが、カビが生成したカビ毒のなかには調理の熱くらいでは壊れないものがあります。

当然カビ毒がお持ちの中にあるかどうかは知ることができません。

餅のカビを水につけると取れた?


確かにカビの生えたお餅を水につけておくと、表面が溶けてカビが取れたように見えますが、先ほどの理由と同じで表面だけ取れてもダメなんです。


ちなみに、どちらかというと水につけるというのは、昔からあるお餅の保存方法になりますね。

カビの生育に必要な水・栄養・酸素のうち、酸素を遮断することでカビを防ぐ方法です。

煮沸して殺菌・脱酸素した水につけて保存します。

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餅のカビに発がん性はあるの?


一口にカビといっても非常に多くの種類があります。

味噌や醤油を作ったり、チーズの製造に使ったり、さらには抗生物質のペニシリンを作るなど、人間にとって有益なカビもありますが、食中毒や内臓にダメージを与える有害なカビ毒を産み出すカビもあるのです。

主な毒性には肝臓障害、腎臓障害、消化管障害、免疫毒性など、様々な作用があります。

これらは急性の症状がでなくても、少量ずつでも取り続けることで慢性の障害を引き起こすこともあるので注意が必要です。

さらにカビ毒の中には肝臓に発がん性があるとされるアフラトキシンなど、発がん性があるカビ毒もあります。

発がんのリスクがあるとわかっているからには、カビの生えたお餅は潔くあきらめるべきでしょう。

餅のカビの除去方法についてのまとめ


お餅に生えたカビは目に見える部分だけを削っても、完全に除去したとはいえません。

加熱することでカビを死滅させることは可能ですが、カビが作ったカビ毒はそのくらいでは壊せないものがあります。

カビ毒の中には発がん性のあるものもあるので、安全を考えるならもったいなくてもお餅そのものを除去、つまり捨てましょう。


「カビのところを削って食べたけど平気だった」

という人も中にはいると思います。

常識的な範囲であれば、食べたお餅に含まれていたであろうカビ毒は少量であっただろうと考えられますが、蓄積することで何らかの障害が発生する可能性もあるわけです。

さらに気を付けていても何かと添加物やその他の有害物質が体に入ってきてしまう現代社会ですから、わずかといえども、できる限り余計な”毒”は体に入れないでおいた方が良いでしょう。

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