伝統行事が国を渡るごとに姿を変えるのはよくあることで、ハロウィンも例外ではありません。
ハロウィンのシンボルとも言えるかぼちゃの提灯=ジャック・オー・ランタンは、もともとはカブで作られていました。
しかしアメリカに渡ったときにカブがなかったので、かぼちゃで代用されたと言い伝えられています。
以来ハロウィンといえばかぼちゃになってしまい、ハロウィン料理と検索するとかぼちゃを使った料理が上位に出てきます。
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ハロウィン料理の伝統の一品
ハロウィンの本場はどこかというと、古代ケルト人のお祭りが起源になっていることから、ケルト人をルーツに持つアイルランドがそうでしょう。
そのアイルランドの家庭ではハロウィンになると、伝統料理であるコルカノンがテーブルにのります。
コルカノンはマッシュポテトにケールまたはキャベツを入れて、牛乳またはクリームで煮込み、バターと塩・コショウで味付けした料理です。
お好みでハムやベーコンを入れます。
ポテトサラダのクリーム煮みたいなかんじで日本人の口にも合わせやすい料理ですね。
ケールの方が栄養価が高いですがキャベツの方が手に入りやすく、また日本人には、特にお子さんの口には合います。
ハロウィンのお菓子は手作りのケーキ
そしてコルカノンを食べた後には、アイルランドの伝統的なお菓子のバームブラックをいただきます。
バームブラックはドライフルーツが入ったケーキです。
それぞれの家庭の味があって作り方も色々ですが、ドライフルーツが入っていることと、スパイスをきかせた濃い味付けになっているのが特徴です。
ホットケーキミックスを使えば簡単で、しかも型が不要なのです。
材料を混ぜ合わせたら、アルミ箔を敷いたオーブンのトレーに丸くなるようにのせてドーム型に焼き上げます。
バターとシナモンでコクと香りをつけることでバームブラックらしくなります。
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アイルランドではハロウィンに占いをする
そして本場アイルランドでは、このバームブラックに指輪、コイン、そして布きれを仕込みます。
切り分けられたバームブラックに何が入っているかで、今後1年間の吉凶を占います。
指輪が入っていたら結婚運、コインなら金運が良くなり、そして布きれが出てきたら、ビンボーということになります。
参加する人数に合わせて、さらにボタンや指ぬき、木端などが入れられます。
まとめ
このバームブラックを使った占いもやろうと思えばできますが、子どもがいたら誤飲がコワいですね。
もし子どもがいる家庭でやるならば、金平糖やオレンジピールなどで代用しておいた方が無難ですね。
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