インフルエンザの流行の本番は例年12月から3月の間ですが、年によっては秋ごろに季節外れの流行で学級閉鎖にまでなることもあります。
流行りだすとあっという間にひろがるのがインフルエンザの特徴で、感染を防ぐのがなかなか難しいですね。
通勤通学のときなどにはマスクを着用して、咳をしていたり、見るからに熱っぽくてダルそうにしていたりする人を見かけたときには、近づかないようにするのがせめてもの防衛策になります。
問題になるのは、インフルエンザに感染しているけれども潜伏期間にあるときです。
Sponsored Link
インフルエンザの潜伏期間で症状なし
通常インフルエンザの潜伏期間はA型もB型も2日前後で、新型の場合は7日くらいまでのケースがあります。
潜伏期間にはこれといった症状が出ないのがほとんどです。
場合によって、微熱が出たり、体がだるくなったりすることがありますが、風邪との見分けがつきません。
朝微熱があって、夕方になって高熱が出た=発症というパターンがしばしば見受けられます。
インフルエンザは潜伏期間でもうつるのか
潜伏期間中でもインフルエンザは増殖しており、ピークほどの数ではないにしても咳やくしゃみで環境中に飛び散ります。
その飛沫を吸い込んだり(飛沫感染)、飛沫が付着したところをそうとは知らずに触った手で自分の口や鼻を触ったり(接触感染)することで感染する可能性があります。
咳やくしゃみをしている人に近づかないようにするというのはそのためで、あとはマスクの着用と手洗い・うがいの徹底をすることが大切です。
また体に備わっているウイルスへの抵抗力を高めておくことも重要な対策になります。
インフルエンザの予防と対策を食べ物で
Sponsored Link
インフルエンザの潜伏期間での検査反応
もし、例えば家族にインフルエンザの感染者が出た場合には、うつる可能性が十分にあります。
仮にインフルエンザをうつされていて潜伏期間になっているときに出社・登校すると、ウイルスをまき散らしてしまう心配がありますね。
そんなとき、病院に行って迅速判断キットで検査してもらったら反応がでるかというと、まず陽性が出ることはありません。
そもそも検査が有効になるのはインフルエンザウイルスが十分に増殖してからで、それには発熱してから少なくとも12時間以上経過することが必要になります。
ですからそれより前の潜伏期間では陰性にしかならないのがほとんどです。
まとめ
インフルエンザの感染が怪しまれるけど症状はまだない、潜伏期間の疑いがあるというだけで休むわけにはいかないというのが普通です。
その場合にはマスクを着用することと、鼻をかんだ手でほかの人が触れるところを触らないようにすること(アルコール入りのウェットティッシュを持ち歩くなど)が、拡散防止策になります。
Sponsored Link
おすすめ記事
コメント