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玉ねぎの栄養効果・効能は?加熱するとどうなる?

玉ねぎ
玉ねぎは和洋中を問わずに広く使われていて、栄養価も高い身近な野菜ですね。

いろいろな料理に使うことができるヘルシーな食材なので、特に季節の変わり目などの体調不良になりやすいときには、積極的に取り入れたい野菜のひとつになります。

この記事では玉ねぎの栄養効果・効能や、調理で加熱したときの変化などについて、お知らせしたいと思います。

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玉ねぎの栄養効果・効能


中央アジアが原産地といわれている玉ねぎは、日本では明治以降に栽培されるようになったといわれています。

余談ですが、普段食べている玉ねぎは球根みたいに見えますが、ジツは根でもなければ実でもなく、葉の根元が養分を蓄えて厚くなって球状に重なっている鱗茎りんけいと呼ばれるものなのです。

同じように鱗茎を食べているものに、らっきょうやニンニクなどがあります。


さてそれでは、玉ねぎの栄養素で代表的なものと、その効果・効能をご紹介していきます。

アリシン


玉ねぎといえばアリシンといってもいいほどの、代表的な栄養素です。

アリシンは硫化アリルの一種で、玉ねぎ独特の辛みや香りはこのアリシンによるものになります。

アリシンは胃の消化液の分泌を促して食欲を高めたり、ビタミンB1の吸収を高めたりする働きがある栄養素です。

玉ねぎを生食

アリシンの効果・効能


疲労回復効果


アリシンは、食事に含まれる糖質をエネルギーに変換するときに必要になる栄養素であるビタミンB1の吸収を高めてくれます。

さらに水溶性のビタミンB1と結合して脂溶性アリチアミンとなり、体内に長くとどまれるようになって、より疲労回復効果を高めてくれるのです。

血液サラサラ効果


血液がドロドロになると、疲れが取れにくくなったり、免疫力が落ちたりするため、病気になりやすくなります。

アリシンには血液を固まりにくくする働きがあり、血栓ができるのを予防してくれる効果がある栄養素です。

動脈硬化予防効果


アリシンには、血液中の余分なコレステロールを肝臓に運んでくれる善玉コレステロールを増やし、その逆にコレステロールを肝臓から全身に運ぶ悪玉コレステロールを減らす働きがあります。

血液サラサラ効果との相乗効果で動脈硬化の予防効果が期待される成分です。

ケルセチン


玉ねぎに含まれているケルセチンとは何かというと、ポリフェノールの一種のフラボノイドです。

ケルセチンには高い抗酸化作用、抗炎症作用、そして降圧作用などがあることがわかっています。

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玉ねぎの栄養は加熱するとどうなる?


玉ねぎに含まれているアリシンには、水に溶けやすく、そして熱に弱いという性質があります。

料理によっては玉ねぎの甘さを引き出すために、色が付くまで加熱することがありますが、これは辛み成分であるアリシンが壊れて、残っている甘み成分が濃縮することで甘くなるからです。

ですからアリシンという栄養素を効果的にとりたいときには、長時間水にさらさないことと、あまり加熱せずにできれば生食で食べた方が良いことになります。

また加熱する場合でも、玉ねぎを切った後にすぐ加熱せず、15分くらい空気にさらしてから調理した方が、アリシンが壊れにくくなるそうです。

まとめ


カレーやシチューなどでおなじみの玉ねぎは、疲労回復、血流改善、動脈硬化予防などの効果があるアリシンを多く含んでいる食品です。

アリシンは水に溶けやすいので、長時間水にさらすと栄養素が流れ出てしまいます。

また熱に弱いため、長時間加熱すると分解してしまうので、注意が必要です。


そしてビタミンB1と結合してアリチアミンとなって高い疲労回復効果をもたらすので、豚肉や大豆のようなビタミンB1を多く含む食材と組み合わせて食べると効果的になります。


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