困った…どうしても受け付けない、昆虫食が気持ち悪いと思ってしまう点

昆虫食が生理的にどうしても受け付けられないという女性って、結構多いですよね。

でも、結婚して夫の実家に行くことになった時、夫の実家の地域によっては普通に昆虫食が出される場合も。

実は、この昆虫食を気持ち悪いと思ってしまう嫌悪感は、生まれつきのものではなく、人が成長する過程で身に着けたものなのです。

ここでは昆虫食に嫌悪感を抱いている方のために、人はなぜ昆虫食に嫌悪感を抱くのか、さらには嫌悪感を顕現させる見た目改善方法をご紹介しますね。

結婚した夫の実家で昆虫食が出されるなど、どうしても昆虫食を食べなくてはいけないことがあるという方、必見です！

仕方ない！！虫を気持ち悪いと思ってしまう人間の本能について

人が昆虫食を気持ち悪いと思ってしまうのは、本能的なものなのでしょうか？

実は、人には新しいものを恐れるというNeophobia（新奇恐怖症）というものがあります。

昆虫食を気持ち悪いと思うのは、見知らぬものを避けようという気持ちから生まれている現象ということ。

日本では、ほとんどの人が生まれてから一度も昆虫食を食べたりすることは経験していないため、いざ出されると気持ち悪いと嫌悪感を抱いてしまうのでしょう。

ただし、この昆虫食に対する気持ち悪いという嫌悪感は、人が生まれながらに備えている感情ではありません。

生まれたばかりの赤ちゃんや小さな子供は昆虫食に対する嫌悪感は抱いておらず、大人へと成長する過程で身に着けるものなのです。

日本も含めて世界には昆虫を食べる地域や国があり、そんな昆虫食が身近な地域や国で生まれ育った場合、嫌悪感を抱くことなく普段の食事として食べることができるようになります。

ただし、一般的に昆虫食は見た目が気持ち悪いので、慣れない人には身体的嫌悪感を抱かせ、さらに病原菌や細菌がある物と同様に、食べると身の危険があるのではと感じさせてしまうのです。

一度抱いた気持ち悪いという嫌悪感は、恐怖心と一緒になるとどんどん増幅。

例えば、昆虫には毒のある種類もあることが、昆虫食に対する嫌悪感や恐怖心をさらに増幅させることになってしまいます。

このように、本能的な嫌悪感ではないとはいえ、昆虫食に対して一度抱いてしまった嫌悪感は簡単には克服することができないでしょう。

ちょっとの工夫で気持ち悪さを軽減！？昆虫食の見た目改善策

日本のほとんどの地域では日常的に昆虫食を食べたりしないので、昆虫食が日常的に提供される地域に嫁いだらびっくりしてしまいますよね。

でも、お姑さんや舅を不快にさせたくないので、我慢して食べなくてはいけない場面もあるでしょう。

そこで、ここでは昆虫食の気持ち悪さを軽減できるちょっとした工夫をご紹介しますね。

そもそも昆虫食というのは、日本では長野県の郷土食として有名です。

信州の昆虫賞の4大珍味と言ったら、イナゴと蚕（さなぎ）、蜂の子とサザムシ。

これらの珍味を他の地域の人が食べてみろと出されても、なかなか気持ち悪くて食べられないですよね。

でも、そのままでは無理でも、イナゴなどは細かく粉砕してクッキー生地に入れて焼けば、見た目が気持ち悪くなくなって食べられるかも。


夫の実家から送られてきて、どうしても食用の昆虫を食べないといけないときには、このスイーツに作り替える方法はおすすめです。

クッキーだけでなく、パウンドケーキなどに作り替える方法もあります。

本来昆虫食はたんぱく質も豊富で体にはいいので、見た目さえどうにか克服できれば食べることができるようになるかもしれませんね。

パンを焼くのが得意な方や家にホームベーカリーをお持ちの方は、パンの材料に細かく砕いた昆虫食を混ぜればたんぱく質たっぷりの食パンに。

食パンならトースターで焼いて、バターやマーガリンをつけて食べれば、昆虫食でも違和感なく食べられるでしょう。

イナゴのつくだ煮や蜂の子などは、そのままの姿だとどうしてもグロテスクで、昆虫食の経験がない人にとっては食べるのはハードルが高すぎですよね。

ですが、レーズンなどと同じく細かく砕いてパン生地に混ぜて焼けば、そのグロテスクさを克服して良質のたんぱく質を含むパンを楽しめそうです。

実は、日本では長野など限られた地域でしかあまり注目されていない昆虫食も、牛や豚に代わる良質のたんぱく源として注目されはじめています。

昆虫食は慣れていない人にとって、そのままの形だとグロテスクで気持ち悪いですが、細かく砕いて形を変えてしまえば良質なたんぱく源。

ケーキやクッキー、パンなどに形を変え、見た目を改善すれば昆虫食が苦手な方もおいしくいただけるでしょう。

まとめ

嫁ぎ先が昆虫食を珍味として楽しむ地域だった場合、昆虫食が苦手であっても食べなくてはいけないシーンも出てくるかもしれません。

そんな時には、こちらでご紹介しました見た目を改善する方法を活用すれば、頂きものの昆虫食のグロテスクさを改善しておいしくいただくことができるでしょう。

現在世界で、飼料があまり必要ないエコで良質でたんぱく源として注目されている昆虫食。

最初は嫌かもしれませんが、時流に乗って形を変えるなど工夫しながら昆虫食にチャレンジするのもいいかもしれませんね。