可愛いからと子犬を飼うことになって、初めてのしつけは何から教えていこうかと不安もありますよね。
でも子犬の方も母犬や兄弟と離れ、新たな飼い主さんやその家族にも慣れなくてはいけません。
来たとたんにみんなが次々と触ろうとしたり、抱っこしたりすると怖がるかもしれません。
まずは飼い主さんが子犬に愛情を注ぎ、家族として受け入れることが大事だと思います。
そのうえで一緒に暮らすルールを教えていきましょう。
人間の赤ちゃんと同じで何でも口に入れたり触ったりしますので、周りに危険な物を置かないようにすることや、危険なところへいけないようにゲージをつけるといった安全な環境を用意することから始めます。
1. 名前とアイコンタクト
まず名前を決め、いつも同じ名前で呼んであげて覚えさせます。
そして名前を呼んだら、飼い主さんのもとへ来てアイコンタクトができるようにします。
2. トイレットトレーニング
トイレも早い段階で教えてあげると、あちこち汚されてその都度掃除するといった、飼い主さんのストレスになる事を防ぐことができます。
3. ハウスのしつけ
犬の寝床を設け、そこで寝ることを教えます。
4. ボディコントロール
首輪やハーネスをつけます。
健康管理、トリミング、病院での診察など、体に触れられることに慣れさせる必要があります。
5. 噛み癖を抑制
小さいときは兄弟で甘噛みして遊びます。
人に対してもそうですが子犬の乳歯はとがっているため、飼い主さんには苦痛です。
また成長につれ噛む力が強くなるとなおさら耐えられなくなるので、最初から適切な対応が必要です。
6. お散歩の練習
社会化教育といって子犬のうちに周りの人や物に慣れさせる必要があります。
特に生後 3,4ヶ月の時期は様々な刺激や場所に慣らしやすい時期なので、この時期に飼い主さんとの生活で関わりが多くなる場所や人に慣れさせることが大事になってきます。
7. 座れ・伏せ・待て
これらの言葉を教えることで、家の外でのシーンで起こりうるトラブルを回避し、危険を避けるといったことができるようになります。
犬のしつけは順番が肝心!
子犬は一緒に住むようになったら、家族として迎えるためにルールを教えていきます。
飼い主さんの言うことを聞かせるためではなく、愛犬の身を守るために必要なのです。
【名前とアイコンタクト】
家族はもちろん飼い主さん自身も、いろいろな呼び方で呼ばず、いつも同じ呼び方で子犬を呼びます。
子犬が自分のことを呼んでいると認識し、飼い主さんに目を合わせるようになるようにします。
名前を呼ばれたら、意識を向けることができるようになる事が大事です。
【トイレットトレーニング】
排泄は一日に何度もすることなので、トイレの場所を覚えさせます。
あちこちにされて、その始末ばかりに時間を割かれると、子犬と遊ぶ余裕もなくなり、飼い主さんのストレスになってしまいます。
最初は失敗することが多いと思いますが、声を荒げたり怒ったりしないで、トイレでできたら褒めてあげたり、おやつをあげたりします。
トイレでできたら、いいことというイメージを持ってもらうのです。
2,3歳の人間の子供にトイレで用を足すことを教えるのと同じですね。
【ボディコントロール】
身体のいろいろな部分を触られることに慣れさせることです。
動物病院で診察したり,トリミングをしたり、いろいろなシーンで身体に触れられたときに、興奮して暴れたり攻撃的になったりといったことを防ぐためです。
はじめは背中や頭など嫌がらないところをゆっくりとなでます。
おとなしくしていたら褒めてあげて、徐々に耳、足先、口元、腰、尾の順に進めていって、敏感な部分に触れてもおとなしくしているように仕向けます。
【社会化】
生後12週を過ぎると、子犬に自我が芽生え始め個性が強くなります。
その頃までに徐々に家の中の掃除機や、ドライヤーなどいろいろな音に慣れさせ、さらに窓を開けて外の子どもの声や車の音なども聞かせます。
次に抱っこして、外に連れ出し、外の音や景色などに触れる機会を持ちます。
ワクチンの接種が済んだら、いよいよ外でのお散歩デビューです。
【お座り・伏せ・待て・お手】
これらのコマンドは、飼い主さんとの信頼度が高まってからでかまいません。
子犬の状態にあわせ、徐々に教えていきます。
ただ、覚えることで子犬を外でのあらゆるシーンの危険から守ることも可能になるので、お散歩デビュー前までに教えていくと危険の回避や、散歩後に足を洗うのもスムーズになりますよ。
しつけの最初は「トイレ」から!?理由を知って愛犬のお散歩デビュー!
ビニール袋をぶら下げて、愛犬とお散歩する人の姿をよく見かけます。
これは、排泄を外でする癖のある愛犬の場合、排泄物の片付け用ですね。
実際、水分がよく吸収されて、水がたまらない場所での排泄を犬は好むそうですので、砂地などでするほうが落ち着くのかもしれません。
ただそれも決まった時間に外に散歩に連れて行ける場合はよいですが、家の中ではなるべく我慢させることが大事になってきます。
家の中でのトイレトレーニングでも、子犬はおしっこを我慢できるのは小一時間ぐらいで短いので、タイミングよくその間はゲージの中に入れておく必要があります。
犬のおしっこにはマーキングの意味があるのはなんとなく聞いたことがあるでしょうか?
マーキングとは自分の縄張りを他の犬に伝える以外にも、自分がきたことがある場所を確認するための印でもあるそうです。
ただ犬の排泄物は戸外では不衛生ですし、嫌がられます。
お散歩前にトイレに行き、お散歩後にまたトイレに行くほうが他人には迷惑をかけません。
ぜひ、落ち着いてトイレができるようにしつけたいものですね。
まとめ
子犬のしつけが大事なことをお伝えしました。
我が家でも雑種の子とポメラニアンを飼ったことがありますが、家族が同じように接することが一番大事だと思いました。
今回社会化教育という言葉を知り、そのしつけがあまりできていなかったように思います。
また飼うことがあれば、事前にゲージやお散歩グッズの用意と共に接し方、しつけの知識も前もってインプットしておこうと思います。
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